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ゴースティング（Ghosting）とは？
ゴースティングとは、オンラインゲームで他のプレイヤー（特に配信者）の配信画面を覗き見し、
それを利用して不正に有利な情報を得る行為を指します。
特にバトルロイヤルゲームやFPS、MOBAなどの対戦型ゲームで問題視されることが多いです。
ゴースティングの由来
「Ghosting（ゴースティング）」という言葉は、英語の 「Ghost（幽霊）」 から来ています。
由来には諸説ありますが、主に以下の2つの説が有力です。
- 見えないはずの情報を得る＝幽霊のように相手の動きを把握する
→ 通常なら見えない相手の位置や作戦を、こっそり配信を通じて盗み見している状態を「ゴーストのように」なぞらえた。 - 昔のLANパーティー文化から派生
→ 昔、オフラインの対戦ゲーム（FPSやRTSなど）では、隣のプレイヤーの画面をチラ見する「スクリーンピーキング（Screen Peeking）」が問題になっていた。
→ それがオンラインゲームに移行し、相手の画面を覗く行為が「Ghosting」と呼ばれるようになった。
ゴースティングの使い方（例文）
ゴースティングは主に否定的な文脈で使われます。
以下は例文です。
- 「この敵、ゴースティングしてない？毎回完璧なタイミングで来るんだけど…」
→ 相手が異常に正確な行動を取っているときに疑われる。 - 「○○（配信者）にゴースティングしに行くかｗ」
→ 悪質なプレイヤーが意図的に配信者のゲームに入り込み、妨害を狙うときに使う。 - 「さっきの試合、ゴースティングされてたっぽいな。動きが不自然だった」
→ 実際にゴースティングの被害に遭った可能性があるときの発言。
ゴースティングの問題点
1. フェアプレイの崩壊
本来は見えないはずの情報を盗み見ることで、不公平な状況を作り出してしまう。
2. 配信者への妨害行為
ストリーマーやVTuberが狙われやすい。
例えば、わざと同じマッチに参加し、配信を見ながら妨害する。
「ストリームスナイプ（Stream Sniping）」と呼ぶこともある。
3. ゴースティングの疑いでトラブルが起きる
疑惑だけでも問題になる。
例えば、たまたま敵が良いタイミングで攻めてきただけでも「あれはゴースティングだ！」と騒がれ、炎上することもある。
4. 対策が難しい
配信を遅延させたり、マッチングを隠す方法はあるが、完全に防ぐのは難しい。
ゴースティング対策
✅ 配信者側の対策
- 配信に遅延（ディレイ）をかける（例：30秒～数分）
→遅延させることで、リアルタイムの状況をわずかにわかりにくくできる。 - ミニマップを隠す（特にバトロワやFPSで有効）
→場所の特定を不可能にする。 - マッチング画面を隠す（敵に狙われにくくする）
→プレイヤー名や対戦時の使用武器など重要な情報を隠せる。 - ゴースティングが疑われるプレイヤーをブロックする
→不正プレイヤーを除外する。ただしサブ垢を利用して更に粘着される場合がある。
✅ ゲーム運営側の対策
- 配信モードの導入（例：ランダムに遅延をかける機能）
- ゴースティングが疑われるプレイヤーの通報・BAN制度の強化
ゴースティング関連の用語
関連用語
- ストリームスナイプ（Stream Sniping）
→ ゴースティングの一種で、配信者を狙って同じマッチに入り、意図的に妨害する行為。 - スクリーンピーキング（Screen Peeking）
→ オフライン対戦ゲームで、隣のプレイヤーの画面をチラ見する行為。
ある意味ゴースティングの先駆け。 - デッドカメラ（Dead Cam）
→ 死亡後の観戦画面を通じて味方に情報を伝える行為。
これも「ゴースティング的」な問題になることがある。 - 鳩
→ 対戦ゲームで配信者のプレイング状況を対戦相手のコメント欄等で伝達する行為。
やってることが「伝書鳩」のようなので「鳩」または「鳩行為」と言われている。
ゴースティング・鳩・スナイプの違い
| 用語 | 意味 | 具体例 | 問題点 |
|---|---|---|---|
| ゴースティング | 配信を見ながら対戦相手の情報を得る行為 | 「配信を見ながら配信者の位置を把握し、奇襲する」 | 不公平なプレイになる |
| 鳩 | ゲームの情報を他プレイヤーに漏らす行為 | 「配信で『敵がこの辺にいる』とコメントする」 | ゲームバランスを崩す |
| スナイプ | 意図的に特定のプレイヤーと同じマッチに入る行為 | 「配信者が試合を始めるタイミングで参加する」 | 配信者が狙われやすくなる |
ゴースティング：まとめ
ゴースティングは、オンラインゲームで配信を覗き見し、意図的に有利な情報を得る行為のこと。
フェアプレイを崩し、特に配信者にとっては大きな問題になりがち。
明確な不正行為に該当するため、多くのゲーム運営はゴースティング対策を進めていますが、
所々に抜け穴があるため対策が難しく、完全な解決には至っていません。
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