置き型のPCが欲しいけどあまり大きいのは…
ウェブ閲覧や資料作成だけ出来ればいい
ハイスペックは求めない
こうお考えの方におすすめしたいのが「ミニPC(小型PC、コンパクトPC)」。
デスクトップPCの機能性を保ちつつ大幅に小型化した非常に小さなパソコンのことで机の上等のスペースにも置きやすく扱いやすいPCとなっています。
当記事ではそんなミニPCのメリットデメリット、おすすめ製品をご紹介していきます。
ミニPCとは?
ミニPCとはパーツ類を内部に可能な限り集約しコンパクト化させたPCのことです。
片手に乗るサイズであることが多く重量に関しては重いものでも1㎏前後とかなり軽く女性でも簡単に持ち上げられます。
使い勝手は普通のPCとほぼ変わらずキーボード、マウス、モニターを繋げば利用可能な「デスクトップPCをそのまま小さくした」PCとなっています。
ミニPCのメリット
- 置き場所に困らない
ミニPCは机の上に置いても邪魔になりにくいサイズです。
またVESAマウントが対応していればモニター裏に直接ミニPCを取り付けられるというデスクトップPCにはできない設置も出来ます。 - ユーザーと端子との距離が近くなる
PCの端子は一般的にはPC背面に集中しているためアクセスする際には机の下に潜り込んだり重い筐体をずらさないといけないなどちょっと面倒なシーンが割とあります。
ミニPCはそもそも筐体が小さく軽いためそのような問題が起きずスムーズに端子へのアクセスが可能になります。 - 本体の移動が楽になる
大型のPCはその大きさと重量が故に置いたらその場からほぼ動かさない(動かせない)ことが多々あるかと思います。
また後から「あっちのコンセントの位置のほうがよかったな…」と思ってもすぐに移動できないといった問題なども起こりがち。
コンパクトなミニPCならその心配も無くひょいっと持ち上げて移動できる重さなため置き場所を転換しやすいのもメリットと言えます。
ミニPCのデメリット
- 拡張性が低い
ミニPCが通常のデスクトップPCに劣る点としては拡張性の低さが挙げられます。
中身をかなり詰めて構築されているため拡張の余裕は無く後から自分で追加ストレージを組み込んだり冷却ファンを付けるのは難しいです。
どうしてもストレージを増やしたい時は外付けHDD等の用意が必要になります。
ミニPCのストレージ容量は256GB~512GBが多く決して大きいわけではないため容量の大きなアプリケーションを導入予定の方にはあまりおすすめできません。
ミニPCはこんな方におすすめ
ミニPCはスペック自体はハイスペックなデスクトップPCほど高くは無いため高負荷作業(PCゲームやグラフィクス関係)はせず仕事や娯楽(ネットサーフィン、動画閲覧など)での利用が主でスペックは普通程度で良いという方におすすめです。
ミニPCおすすめ製品3選
MINISFORUM UM700
CPU:AMD Ryzen 7 3750H、メモリ:16GB、SSD容量:512GB
拡張性に優れておりメモリであれば各32GB、SSDなら最大2TBまで増設可能。
HDMI、DisplayPort、USB-TypeCの3つの接続方法で4kトリプルディスプレイ出力を可能とし複数のモニターを使いたい場合でも問題ありません。
軽めのゲーム程度であればプレイ可能と基本スペックが高めのためミニPCでもある程度性能を求めたい方におすすめです。
CHUWI ミニPC HeroBox
CPU:Intel celeron J4125、メモリ:8GB、SSD容量:256GB
熱伝導性、冷却性能が高いアルミ合金を採用しファンレスを実現している静音性の高いモデル。
製品本体の厚さが3.7㎝と薄型仕様のため出張や旅行といった外出先にも持っていきやすいサイズとなっています。
マイクロSDリーダーやVGA端子も完備しておりインターフェースが豊富で外部デバイスとも接続しやすい仕様です。
Mac mini
CPU:Apple M1、メモリ:8GB、SSD容量:512GB
Appleが開発を手掛けるハイスペックミニPCで「Apple M1」というチップに演算、描画といった処理機能を一括で搭載しているためあらゆる作業を高速かつ効率的に処理できます。
消費電力は最大60%オフ、高負荷作業も余裕をもってこなせるなどデスクトップ顔負けのマシンパワーを保有している点もポイント。
Apple特有のスタイリッシュなビジュアルもセンスが光る逸品です。
まとめ
ミニPCは小さいデスクトップPCなのだから性能面もそれだけ控えめなのでは?と考えがちですが、実はそうではなくデスクトップ並みの性能を持ちながら小型化が進んだモデルといったところなんです。
あとはメインPCにはデスクトップ、サブPCやアプリケーションの検証用PCにはミニPCを採用するといった使い方もできるため思う以上に柔軟に対応できるのもメリットですね。
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