あなたは「2ちゃんねる(現5ちゃんねる)」をご存じでしょうか?
今や人気YouTuberとなっている西村博之(ひろゆき)氏が開設した掲示板サイトでその規模は国内最大級とも言われていました。
当サイトの筆者も2ちゃんねるに浸っていた時期がありました…ナツカシーですね…。
そんな2ちゃんねるの中でもひときわ有名になった謎の言葉があります。
今となっては知らない人も増えて来たのでは?ということで今回はその言葉について解説していこうと思います。
そもそも「2ちゃんねる」とは?
2ちゃんねる自体に馴染みが無い方も多いと思いますので軽くそちらの説明を先にしていきます。
2ちゃんねるは1999年に西村博之氏により開設された掲示板サイトで様々な「板」と呼ばれるテーマ、カテゴリに参加し匿名で不特定多数の人達と議論ができる場でした。
誰かがコメントを残してそれに対して更にコメントを返していく…という流れが続くイメージで現代におけるTwitterに少し似ているコンテンツと言えば理解しやすいかもしれません。
2017年に名称が5ちゃんねるに変更されましたが未だ2ちゃんねる時代と変わらず一般的な議題から一癖ある議題まで論じられている大規模掲示板サイトです。
5ちゃんねる公式サイトはこちら
「ぬるぽ」と「ガッ」
ここから本題に入ります。
この度解説していくのは…
「ぬるぽ」と「ガッ」。
え、何だそのふざけた響きは…と思う方も当然いらっしゃるかと。
一見意味不明ですが当時2ちゃんねるに明るかった人は「あ~懐かしいね」くらいで収まる不思議な言葉。
役に立つか立たないかで言えば立たないですがトリビア的な捉え方をして頂ければ幸いです。
「ぬるぽ」とは?
まずは「ぬるぽ」から。
これは「Java」というプログラミング言語におけるプログラム実行時のエラーを意味する、
「NullPointerException(ヌルポインターエクセプション)」
が由来で2ちゃんねるではそれを省略して「ぬるぽ」と呼称したのが始まりと言われています。
NullPointerException=エラー=よくないこと、想定外=ぬるぽ
という感じで掲示板内で「それはちょっとアカン」とか「それヤバい」のような本来のニュアンスで使われる事も有れば脈絡も無く突然「ぬるぽ」と発する住人も居たため場を選ばず使える汎用的なコメントとして専ら用いられました。
またぬるぽとは語の構成が異なるのですが2ちゃんねるには「だめぽ(だめっぽいの意味)」「むりぽ(むりっぽいの意味)」などもあったため何かと「○○ぽ」の響きが好きだったのかもしれません。
「ガッ」とは?
「ガッ」は率直に言うとぬるぽに対する打撃音です。
何故殴打してるのかというと、ぬるぽ=エラーに対して叩いて直す(叩いたらもっと悪化しそうですが)、またはエラーを修復するのは大変だから気合入れて直せよ!でガッ!と叩いて活を入れる…とか色々な諸説有り。
こんな感じで正直ガッにはイマイチぱっとした理由が無いっちゃ無いんですよね…。
あとそれまでの脈絡を考慮せずに「ぬるぽ」と言われたら「ガッ」と返すのがお決まりみたいなところもあります。
そこまで深く考えて使う返しでは無いですのでもしぬるぽを見かけたらガッと返してあげましょう。
まとめ:ぬるぽガッは2ちゃんねる発のスラング
短いですが以上がぬるぽガッについての豆知識(?)でした。
ひとまずこれで誰かに「ぬるぽガッて何?」と聞かれた時一応は説明がつくようになったかと思います(使う機会はまず無いと思いますが…)。
2ちゃんねる発のスラングには他にも「実父でくれ」とか「キボンヌ」とか「半年ROMれ」とか結構色々ありますね。
あとこの記事にちょいちょい掲載させて頂いたアスキーアート(AA)も面白いものが多いので併せて調べてみると面白いですよ!
コメント