意味
ゲーム配信などで他の配信者や視聴者に不必要な情報を伝えに行く行為。
またはそれを行う人を指すスラングです。
具体的には配信者Aの情報を配信者Bのチャット、コメントに持ち込んで告げ口する行為を意味します。
これは「鳩行為」とも呼ばれます。
ゲームスラングとしてここでは紹介していますが、
ゲーム以外の配信でも鳩行為は起こり得ます。
由来
「鳩」という表現が使われる理由にはいくつかの説がありますが、
主に次のような要因が考えられます。
- 鳩は「手紙を運ぶ鳥」のイメージ
歴史的に、鳩は伝書鳩として手紙やメッセージを運ぶ役割を果たしていました。
このため、情報を他の場所に「伝える」ことに関連付けられ、
ゲーム配信における「鳩行為」=情報を運ぶ、
という点で似た行為として捉えられるようになったと考えられます。 - 無害そうな見た目と逆の行動
鳩は見た目が無害で平和な象徴として認識されることが多いです。
しかしゲームを含む配信の観点からすると、鳩行為は一見悪意がなさそうに見えながらも、
実際には配信者や他の視聴者にとって迷惑な行為とされています。
鳩がこのような「無害に見えるけど実は困った行動」というニュアンスを持っているため、
「鳩」が使われるようになったとも言えます。
他の鳥ではなく「鳩」が選ばれたのは、
特にこの「情報を運ぶ」象徴としての歴史的背景が強い理由だと思われます。
使用例
- 配信者Aがゲームをしている最中、
視聴者が配信者Bのチャットで「Aさんが今○○していますよ!」と不要な報告をする(鳩行為)。 - 視聴者「鳩しないでください!他の配信の話はここでは禁止です。」
→鳩行為を咎めているが、これが原因で配信者が望まない方向性の会話に発展する可能性もある。
問題点
- トラブルの原因
他の配信者の話題を持ち込むことで、
配信者同士や視聴者間にトラブルを引き起こす可能性がある。
例えば、オンラインのカードゲームで、配信者Aの手札を対戦相手Bに鳩行為をすることにより、
Aの手札がBに完全にバレて平等な勝負にならない等があります。
Bがラッキー!と思うパターンもあるかもしれませんが、
大概はどちらのプレイヤーからしても迷惑な行為です。 - 視聴者の雰囲気を悪くする
鳩行為は視聴者間でも不快に感じられることがあります。
鳩行為を口頭で注意したり、配信者がイライラしたりと配信の雰囲気が暫し悪くなることも。
ゲームに限らず配信をする際に、概要欄などに鳩行為を禁止する旨の文言を入れるなど、
対策が必要になることもあります。 - 配信者の集中を乱す
配信者は自分のペースで配信を進めたいのに、
他の配信の情報を無理に伝えられると集中が途切れてしまうことがあります。
こういった理由で鳩行為は一般的にマナー違反であり、避けるべき行為とされています。
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