グリーフィング(Griefing)とは?
グリーフィング(Griefing)とは、オンラインゲームにおいて意図的に他のプレイヤーに迷惑をかける行為を指します。
PvP(対人戦)やPvE(協力プレイ)の両方で発生し、ゲームのルール内で可能な範囲でも、悪意を持って妨害する行動が含まれます。
例えば、以下のような行為がグリーフィングに該当します。
グリーフィングの例
グリーフィングの由来
Grief(グリーフ)とは、英語で「悲しみ」「苦しみ」「迷惑」などの意味を持つ単語です。
Griefingは「他人に悲しみや迷惑を与える行為」を指すスラングとして、オンラインゲームのコミュニティで定着しました。
この言葉が広く使われるようになったのは、2000年代前半のMMORPG(Massively Multiplayer Online Role-Playing Game)の時代だと言われています。
当時、特に人気だった『World of Warcraft』や『EverQuest』などのゲームでは、悪質なプレイヤーが意図的に味方を妨害する行為が問題視され、それを「Griefing」と呼ぶようになりました。
グリーフィングの使い方(例文)
🔹チャットやSNSでの使われ方
- 「また味方にグリーファー(Griefer=グリーフィングをする人)がいて試合が台無しになった…」
- 「あのプレイヤー、ずっとトロールしててグリーフィングしてるじゃん。」
- 「MMOでレアアイテム独占してる奴、グリーファーすぎる。」
🔹運営の対応例(ゲームルールやペナルティ)
- 「Griefingは禁止行為として処罰される可能性があります。」
- 「グリーフィング行為を確認した場合は、通報してください。」
注意点(グリーフィングと戦略的プレイの違い)
グリーフィングは迷惑行為ですが、一部の行動は意図的かどうかの判断が難しい場合もあります。
❌グリーフィングの可能性がある例
- チーム戦で意図的に動かない、または敵を有利にする行動をする
- 味方の前に立ち続けて射線を妨害し、戦闘を妨げる
- MMORPGで味方をわざと強敵のいる場所へ誘導し、全滅させる
✅戦略的プレイと考えられる例
- 敵を罠に誘い込む(ただし、チームに悪影響を与えない範囲で)
- リソースを独占するが、自分の戦略として有効に活用する(※味方に前もって了承を得ている)
- 戦術的なスロー戦法を取る(例:バトルロイヤルで隠れる)
その他グリーフィングのポイント
- グリーフィングは意図的な行為
たとえば、初心者がルールを知らずにミスをしてしまった場合、それはグリーフィングではありません。
しかし、意図的に味方の邪魔をする行為であれば、それはグリーフィングとみなされる可能性が高いです。 - 一部のゲームでは「戦略的グリーフィング」もある
例えば、サバイバルゲームでは敵プレイヤーを「心理的に追い詰める」戦略として、プレイヤーの行動を妨害することがあります。
これがどこまで許されるかは、ゲームのルールやコミュニティの方針によります。 - 運営の対応とプレイヤーの対処法
多くのゲームでは、グリーフィング行為は規約違反とされ、通報システムが用意されています。
グリーフィングを受けた場合は通報し、必要なら証拠(スクリーンショットや動画)を記録するとよいでしょう。
グリーフィング:まとめ
項目 | 内容 |
---|---|
意味 | 他のプレイヤーに意図的に迷惑をかける行為 |
由来 | “Grief”(悲しみ、迷惑)から派生したスラング |
主な例 | 味方を攻撃する、妨害する、敵を押し付ける、試合を故意に崩す |
注意点 | 戦略的プレイとの区別が必要(意図的な迷惑行為かどうか) |
対策 | 通報機能を活用、証拠を記録、運営の対応を待つ |
悪意のあるグリーフィングは、オンラインゲームの楽しさを大きく損なう行為です。
遭遇した際は冷静に対処し、必要なら運営に通報するのがベスト。
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