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OldTweetDeck利用時の注意点まとめ

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不安定ながらも今のところ(当記事投稿時)は使える状態のOldTweetDeck(以降OTD)。

開発者様の尽力により、頻繁にアップデートされ延命はされているようですが、
それでも時折不具合と思わしき現象が見られる模様。

そこで今回は、

OTD利用時に注意したい点
を個人的な憶測の範疇ですが、記載していこうと思います。

「OTD開けるけど表示が変!」
「全然読み込みされない!」

のような問題に直面している方の役に立てるかもしれません。

それではどうぞ。

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OTD利用時の注意点①:アカウントをX側でなるべく切り替えない

これは複数のアカウントをOTDで登録している、いわゆる「複アカ」持ちの方が対象です。

X公式でアカウントの切り替えを行うと、OTDでも同時に切り替えが発生します。

その際、OTD側で切り替え先あるいは切り替え元のカラムの状態が維持されない(ホームカラムのみ残る等)場合があります。

この現象は実際に筆者も確認済みです。
ホームカラム以外のカラムが全部吹き飛んでいたので一時焦りました…。

その際、カラムの他にダークモードの設定なども解除されていました。
恐らく初期化?されたのではないかと思われます。

初期化されると、カラムをとその都度再設定しないといけません。
なのでX公式からのアカウント切り替えは、出来る限り控えるべきかと思います。

因みにこの問題の根本の解決策には至りませんが、前もってカラムの状態をエクスポートしておくことで、
元の状態を早期に復旧させることはできそうです。

インポートとエクスポートはOTDの「Settings」から行えます
OldTweetDeckエクスポート
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OTD利用時の注意点②:OTDを何度もページ更新しない(F5連打しない)

カラムがなかなか読み込まれないからといって、ブラウザの更新ボタンを立て続けに押すと、
読み込み中(Loading…)が余計に長引いて、カラムに何も表示されない時間が増えがちでした。

OTDカラム読み込み中の状態

ブラウザを立ち上げてから、初めてOTDを開いたタイミングでよく起こる状態なのですが、
そういう時はOTDを1回だけ開いて暫く放置しておくと、正常にポストを拾ってくれている事が多かったです。

※あくまで多かっただけで、1回開いて放置すれば必ず拾ってくれるわけではありません。
API制限はどうやっても関与してくるようなので、その場合は暫く時間を置いて再び開くといいかも。

何度もブラウザの更新ボタンを押しても結局カラムが表示されるまで待つ羽目になるか、
最悪ずっと表示されないこともあったので、更新連打のメリットは薄いのかなと思われます。

OTD側でLoading中だとX公式側のタイムラインが見れない

OTDのカラムでLoading…が続いている間、X公式側でも異常が生じます。
ツイートやメディア欄を開いても、過去のポスト等が表示されず「問題が発生しました。」の画面が表示されます。

その間はタイムライン(ポストや返信含む)が一切取得されません(過去の通知だけは何故か見れる)。

X、問題発生中の画像

「やりなおす」を押しても特に改善される様子は見られませんでした。

下手に動くと一時的なアカウント停止、凍結のリスク等が考えられるので、
OTDでLoading…が続く時は、X公式側でも余計な操作はしないほうがよさそうです。

OTD利用時の注意点③:カラムのフィルタを頻繁に変更しない

カラム毎に設定できる「フィルタ」を高頻度で変更するのは避けたほうがいいかもしれません。

「フィルタ」についての詳細は、以下の記事に書いているので参考にしてみてください。

カラムのフィルタを変更すると、そのカラムのタイムラインの再読み込みが発生するため、
API制限周りの云々に影響を及ぼす可能性があります。

ただしだからと言ってフィルタを設定するな、というわけではなく、
フィルタの設定は行ったほうがいいと思います。

これには理由があります。
例えば「サッカー」というワードを含むポストを取得するカラムを作りたいとします。

この時フィルタを何も設定しないと「サッカー」という文字が含まれる全てのポストを、
無作為に拾いまくってしまうので、これまたAPI制限に影響する可能性があるからです。

如何せんOTD側とX側とのAPI制限がどう連動してるか正直理解できていないので、
はっきりしたことはわかりません。

しかし「フィルタ設定をする=拾うポストの対象を制限できる」ということになると思われるため、
無作為にポストを拾い集められるよりは、API制限の回避に繋がるのでは…という憶測です。

OTD利用時の注意点④:Settingsから「Enable rate limit bypass」を有効にする

OTDの設定(Settings)内に「Enable rate limit bypass(OldTweetDeck)」という項目があります。

OldTweetDeckレート制限バイパス

こちらはオンにすることで、レート制限(=API制限)を回避(バイパス)できる機能です。
言葉通り受け取るのであれば、APIの上限を回避できることになります。

ただし開発者からは、これを利用することはリスク(恐らく凍結など)に繋がる可能性があるため、
有効にするかは自己責任でとのこと。

因みに筆者はリスク承知でこの機能を有効にしています。

有効にしたことで先述したLoading…が続く状態が少なくなったからです。
OTDのカラムが正常に表示されることが増えたので、効果はあると思います。

OTD利用時の注意点⑤:OTDに大規模な不具合が発生していたら、バージョンの更新が無いかチェックする

注意点とは少し異なりますが、
OTDを利用中の方ならやっておいたほうが良いことも記載しておきます。

OTDは幸いなことに開発者のdimden氏が、不具合が起きる度に誠意的にバージョンのアップデートを行い、
その都度使用可能にしてくれています。

恐らく最も早くアップデート情報を確認できるのは、彼のXのポストからです。

dimden氏のアカウントをフォロー+OTDのGitHubページをブックマークしておくと、
いち早くOTDの更新情報を拾うことができるでしょう。

dimden氏のGitHubページ(OldTweetDeck以外にも色々あります)

過去にはXの突然の仕様変更により、OTDの大部分の機能が使用不能になるパターンが何度かありました。

咄嗟の機能不全に対してパニックを起こさないためにも、更新情報をより早いタイミングで取り入れ、
開発者が示す正確な手順でOTDを復旧させることが重要です。

まとめ:OldTweetDeck利用時の注意点

OldTweetDeck利用時に注意点まとめ
  • X公式側でのアカウントを切り替えはなるべく行わない(OTDの設定が初期化される恐れ)
  • カラムが読み込まれなくてもページを何度も更新しない
  • カラムのフィルタは頻繁に変更しない
  • 「Enable rate limit bypass」をオンにする(※開発者からリスクを背負うとの警告有り)
  • 大規模な不具合があった際は、OTDのバージョンアップ情報を早めに確認する

現状を見るに非公式、若干の動作不安定、突然の不具合など心配な部分が多いOTDですが、
これら4点に気をつけるだけでも使いやすさに安定感が生まれるかなと思います。

ただし問答無用にアカウント凍結された!報告は相変わらず多いようなので、
あくまでこちらが取れる最低限の対策って感じですね…。

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