皆さんガチャって好きですか?
私は嫌いです。排出率おかしいし金を吸い取られ最終的に虚しさだけが残るので…
そんなことは置いといて「親ガチャ」という言葉、最近耳にすることが多くなりましたよね。
「親がガチャするの?」「そういう製品があるの?」と色々困惑させる言葉でもあります。
この疑問を解消すべく「親ガチャ」が何なのか?を解説していこうと思います。
先に言っておきますが親御さんにとってはちょっぴりショッキングな内容となるのでご注意ください。
それでは行きましょう。
親ガチャとは
まず結論からお話ししていきます。
親ガチャというのは…
「子どもは親を自由に選べない」「生まれ落ちる環境は運次第」という意味の言葉
これだけ聞くと「まあそりゃそうだよね」となるだけかもしれません。
しかしこの親ガチャという言葉にはまだまだ含んだ意味があるんですね…しかも結構黒い意味。
それをこの後お話ししていきます。
親ガチャと言われる理由
親ガチャと言われる理由についてまずは実際のガチャの特徴を抑えてみましょう。
以上を見てみるとある程度のランダム要素がありそこに楽しさ、エンターテイメント性を持たせることで成り立っているのが実際のガチャであるとわかります。
しかしこれらの要素を親ガチャに当てはめてみると…
こんな感じにガチャでのランダム要素が親ガチャに噛み合ってしまうからなんですね。
しかも親ガチャの場合は実際のガチャのように当たりが出るまで引くというパワープレイが不可能な制約付きで、当たりの出にくさは実際のガチャ以上に渋いとも捉えられます。
また現代においてガチャというとほとんどの場合はスマホゲームにおける課金要素のガチャを指すことが多く、それらが若い世代で一般化したため親ガチャという言葉が普及したとも考えられます。
親ガチャという言葉を使う世代
親ガチャという言葉は小さい子どもが使う言葉…ではありません(使うかもしれませんが)。
小さいころの自身への教育体制に照らし合わせて思い出すような形で使われます。
そのためちょっぴり偏見が混じりますが中高生~30台あたりの若い世代が使う印象です。
この中にはゆとり世代と呼ばれるどちらかというと社会的に不遇だった世代も含まれるため風刺するような面も含んでいると考えられます。
両親や生育環境を他人と比較しレアリティに例える
突然ですがレアリティという言葉をご存じでしょうか?
ガチャの世界では等級、階級、希少性などを表す言葉です。
このレアリティは最近のスマホゲームのガチャでもよく使われており表記の仕方としてはノーマル(N)、レア(R)、スーパーレア(SR)、ダブルスーパーレア(SSR)、ウルトラレア(UR)などがあります。
レアリティが高いほど特殊な能力を持っていたり強かったりと有利になるケースが多いです。
このレアリティ表現を親ガチャにも適応させるという事例もあったり。
「ウチはお金はあるかもだけど両親が喧嘩ばっかだからレア止まりかな~(笑)」
「父親に殴られるわ借金押し付けられるわで最悪…確実に親ガチャノーマル以下だろ…」
こんなふうに親をランク分けして比較対象とする…なんてことも。
単純に親の職業によってランク分けする目的で使われることもあるようで、例えば医者の親なら裕福だろうからSSR以上とか社長ならURなどと、かなり偏見を含んだ表現が冗談半分で使われています。
そしてレアリティを付けられないほどの親を引き当ててしまった子どもは更に下の「親ガチャ失敗」に繋がります。
「親ガチャ失敗」は相当厳しい状況が想定できる
かなりインパクトのある言葉で親からしたら子どもがこんなふうに評価してたなんて…とショックを受けるかもしれませんが、それなりの理由があるパターンもあります。
「親ガチャ失敗」と言われるような、そもそも生まれて来なければよかったほどの生育環境で育った家庭は一般の家庭とは比較にならないほど酷い教育を子どもに受けさせてきた可能性が高いです。
- 親に借金を抱えさせられた
- 学校に行かせてもらえなかった
- 毎日虐待を受けていた
など下手すると法的に問題のあるレベルだったりすることも。
しかし単純に自分のわがままが通らなかったから親ガチャ失敗だわ(笑)という表現をする子どももいるため、一概に最も厳しかったと決めつけるのは難しいでしょう。
「子ガチャ」という言葉も存在する
親ガチャもあるのなら子ガチャだってあるんじゃないの?とお考えの方。
あります。
子ガチャの意味は親ガチャの逆で
「子の能力は生まれてくるまでわからない」「どんな子が生まれるかは運次第」という意味
親ガチャは子ども目線で親を揶揄する言葉でしたが、こちらは親目線で我が子を揶揄する言葉。
金をかけてもろくな子どもに育たなかったことを言ったりもします。
そのため親ガチャよりも無責任な発言と捉えるのが正しいかもしれません。
今の世の中のガチャの仕組みをよく知っている子どもがこれを聞けば恐らく親ガチャと言われた親より傷つくでしょうね…。
まとめ:親ガチャは闇が深い
真向から親に向かって親ガチャ失敗の話をする子はたぶんいません。
どちらかというと友達と話している時とかTwitterで愚痴混じりに放ったりとか。
何にせよあまりいい言葉ではなく誰も幸せにならないのは確か。
使用する際はくれぐれも気を付けて下さい…。
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