PCモニターが欲しいけど…
とりあえずHzってのが高い奴買えばいいのかな…?
PCのモニターを探す際に皆さんは何を基準にして選ぶでしょうか?
解像度やインチ数など様々だと思います。
その中で「〇〇Hz」という謎の単位を見かけたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
モニターについてそこまで詳しくないという方にとってはちょっとよくわからない存在ですよね。
今回はそのHzを解明した上で高性能なモニターを選ぶ際の注意点などをお話ししていこうと思います。
Hz(ヘルツ)とは?
Hz(ヘルツ)は「リフレッシュレート」という「1秒間に画面が書き換わる回数」を示す単位です。
60Hzであれば1秒間に60回絵を書き換えることになります。
より分かりやすく言うとパラパラ漫画のコマ割りのイメージです。
上の画像は144Hzと60Hzのイメージですが144Hzのほうがヘルツの値が高いほど中割の絵が増えるため滑らかに見えるというわけです。
高リフレッシュレートモニターの注意点
リフレッシュレートが高いとその分高性能になり滑らかな映像が楽しめますが、高リフレッシュレートのモニターにはいくつか注意点があります。
①リフレッシュレートが上がる=価格が高くなりがち
インチ数(画面の大きさ)やフルHD対応などモニターの価格を左右する要素は多くありますが、その中でもリフレッシュレートが価格に占める割合は大きいです。
リフレッシュレート | 参考価格 |
---|---|
60Hz~75Hz | 約1万円~2万円前後 |
144Hz | 約2万円~5万円前後 |
240Hz | 約3万円~6万円前後 |
電子機器ということで決して安い買い物ではないため、本当にそのリフレッシュレートを求めるべきかを視聴用途で判断する必要があります。
②視聴するコンテンツによっては実力を発揮しにくい
映像の滑らかさが必要になるシーンを考えてみましょう。
- スポーツ映像
- 映画鑑賞
- FPS等のPCゲーム etc…
これらは臨場感やわずかな動きも見逃せない要素が多々あるためリフレッシュレートの高さを大いに発揮できるコンテンツです。
逆に動きの激しいスポーツ映像やコンマ1秒を争うようなPCゲーム等をしないのであれば恩恵が薄くなりがちです。
先に説明した価格の高さもあるため、仕事やYouTube視聴、細かい動きを気にしなくてもよいゲームなどがメインという方であれば60Hz前後のモニターを選んだほうがコスパはよくなります。
③PC側に高リフレッシュレートを出力するスペックが必要
「モニターを良い奴(高リフレッシュレート)に変えたのに前と変わらない!」という問題を時折目にします。
実はモニターだけ良いものに変えたからといって映像が滑らかになるわけでは無い場合があります。
あれは映像を送信する側のPCのスペック不足でフレームレートが高い動画を出力できでいないパターンです。
例えば144Hzのモニターが出力60fpsが限界のPCに繋いで利用することを想定した時、モニター側に流れる映像は最大でも60Hzにしかならないため、最初から60Hzのモニターを使用している時と変わりがないことになります。
古いPCの場合に遭遇しやすい問題で、その場合はPCそのものをスペックの高いものに買い替える必要が出てきます。
モニターを選ぶ時に意識したい点:まとめ
最後にモニターを選ぶ際に一旦立ち止まってチェックすべきことをまとめておきます。
ひとまず上記3つを覚えておくとモニター購入時に失敗しにくくなります。
大は小を兼ねるの容量でハイスペックなモニターを買ったけど結局相応の映像は見なかった…ということにならないようモニターを手に入れる際は一瞬思い出して頂けたら幸いです。
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