パソコンにマウスなどのデバイス(周辺機器)を繋いだ時、
「ドライバがインストールされていません」
「ドライバを先にダウンロードしてください」
こんな風にPCから言われた経験はないでしょうか?
とりあえずインストールしないと動かないから入れるけど実際何をしているものなのかはよく知らない…という認識の方も結構多いのではないかなと思います。
そこで今回は「ドライバ」とはどんな存在なのか?を解説していきます。
ドライバとは?
まず早速ドライバとは何か?を簡単に説明すると…
デバイスをPCのOS上で動かせるようにするためのソフトウェアのこと
PCのOS(Windowsなど)上でデバイスを使えるようにするためにOSとデバイスを仲介するのがドライバというイメージです。
PCに接続するデバイスは基本的にこのドライバによる仲介が無いと動くことができません。
ドライバがこの間に入ることでOS側にデバイスを認識させ動作させることができます。
ドライバは何故必要?
ドライバはデバイスを動かすためのファイル、システムをOS側で構築するために必要
OSはいきなり接続されたデバイスに対して全く知識が無い状態です。
そしてデバイスを動作させるにはOS側で色々と下準備(ファイルを設定したりシステムを構築したり)が必要になります。
その動かすための下準備を手助けするのがドライバで「今から接続するデバイスにはこのファイルやシステムが要るよ~」ということを内部で補助している、という感じ。
一見デバイスを使うまでに面倒な手順が増えてるだけに見えるドライバですが、実は内部では色々と作業を行ってくれている頼もしい存在というわけなんです。
「標準ドライバ」と「個別ドライバ」がある
時折手動でドライバをインストールしなくても繋ぐだけで使えるデバイスもありますよね。
あれらは「標準ドライバ」というドライバに準拠したデバイスであるが故に可能となっています。
この「標準ドライバ」と「個別ドライバ」の違いについて続けて説明していきます。
標準ドライバ
標準ドライバとはWindowsOSに最初から搭載されているドライバのことを言います。
マウスやキーボードのような機能や性能が大きく異ならないデバイスには共通した仕様を定めているためそれに基づいて動作させることができる仕組みです。
そうでなく固有の機能やシステムを用いるデバイスについては手動で専用のドライバを導入する必要がある「個別ドライバ」を使うことになります。
Windowsアップデート時に自動的に最新のドライバに更新されるので標準ドライバに対してユーザーが何か操作をするということは少ないです。
個別ドライバ
機種によって機能が大きく異なるデバイスを使う時に導入する必要がある個々のドライバのことを指します。プリンターなどがその一例です。
手前に説明した標準ドライバの守備範囲外で専用のドライバとなるので製品付属のCD-ROMやドライバのリンクが置いてあるサイトから手動でインストールする必要があります。
ドライバがバージョンアップされた際に手動で更新を行わなくてはならない場合も多くあるので標準ドライバより少々面倒な面が目立ちます。
まとめ:デバイスの不調時はドライバにも気を配ると◎
デバイスが突然動かなくなってしまうとまず疑うのは故障だと思いますが、実はドライバの一時的な故障や更新状況が足枷になっている場合も多いです。
WindowsPCであれば左下の検索窓から「デバイスマネージャー」を検索してもらうとデバイスの接続状況一覧を見ることができます。
各デバイス名を右クリックすると「ドライバーの更新」の項目があるので一度チェックしてドライバの整合性を確かめて頂ければと思います。
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