

- ノリノリで棺桶を運ぶ人達
- 虹色の軌跡を出しながら飛ぶ猫
- 長ネギを振り回す少女…
初めて目にした方は「?」となり見たことがある方は「ああ!あれね!」とすぐに思いつくことでしょう。
これが一体何なのかというと今回のテーマである「meme」という存在。
SNSを眺めているとどこからともなく「よくわからないけど面白い」動画や画像はこのmemeであることが多いです。

そんなmemeとは一体何なのか?どんな作品があるのか?などを解説していきます!
memeとは?

memeについてWikipediaにはこうあります。
インターネット上で広まった何らかの情報であるが、一般に笑いを誘う画像、動画、フレーズ等とそれらを模倣して多くの人に作られたものを言及するのに使われる言葉である。「インターネットミーム」という言葉の由来は、リチャード・ドーキンスの作った「ミーム」である。ただし、特に科学的な考察を目的に使われている用語ではなく、単にインターネット上で流行した面白いものを指す用語だと考えられている。英語圏では単にmemeとも言われる。
wikipediaより
「これは面白い!他の人にも知らせたい!」という流れが世界的に起こり、YouTubeやTiktokといった広範囲の人に向けて発信できるSNSから広まることで特定のコンテンツが「meme化」していきます。
わかりやすい例だと日本で言う「流行語」に近いものですね。それの世界バージョンで感じです。
因みにmemeは「ミーム」と読み「インターネット・ミーム」「ネットミーム」など呼ばれ方がわかれる場合も。
ミームは「これがミーム作品です!」と宣言されるわけではなく、自然と世に知れ渡っていく存在であることがわかります。
meme作品の一例

ここからは実際のmeme作品をいくつかご紹介していきます。
Coffin Dance(棺桶ダンス)
2020年後半に爆発的なブームを巻き起こした比較的新しいmemeです。
見たことがあるという方も多いのではないでしょうか。
映像はガーナの棺担ぎ人のグループ「ダンシング・ポールベアラーズ」。
音楽はVicetone & Tony Igyという海外アーティストの「Astronomia」。
この二つを融合させたオフィシャルミュージックビデオです。
同じフレーズを繰り返す耳に残るノリノリなミュージックと何故か棺桶を担いで踊るというインパクトが融合したことで一躍人気になりました。
動画の再生回数はなんと2億回以上。
このmemeの使われ方としてはちょっと痛々しい場面の最後の締めに映し出されたりと、いわゆる動画の「オチ」として用いられます(棺桶→死を連想する→そのくらいヤバい行動といったところでしょうか…)。

思わず目を覆いたくなるシーンに棺桶ダンスが登場するとちょっと緩和される…?
Ievan Polkka
ノリノリな猫ちゃんと太鼓を叩いて歌う男性が映るmemeです。
この男性はBilalGöregenというトルコの盲目のストリートドラマー。
演奏してる曲は「Ievan Polkka」というフィンランドのポルカ。
「音楽に乗るドアップ猫ちゃんが可愛い!」「ドラマーのリズム感と歌声が癖になる!」と好評で動画が投稿されてからわずか5か月で4000万再生以上されています。
既に投稿されているIevan polkkaの演奏に合わせて、別の投稿者が更に違う楽器で演奏をしたものを重ねて更に別の投稿者が…といったように徐々に合奏にしていく派生パターンが流行してるようです。
実はこの曲、過去に日本国内でもブームになったこともあります。
Ievan polkkaに合わせて長ネギを振り回す少女(日本のアニメ「ブリーチ」の井上織姫というキャラクター)。
この動画で流れているIevan polkkaを歌っていたアーティスト「Loituma(ロイツマ)」から則って「ロイツマガール」と呼ばれていたことも。

memeにはいろんな形があると実感させられますよね。
転がるネイマール
サッカー界隈からの刺客(?)が登場。
これもかなり有名なmemeの一つだったり。
スーパープレイヤーとして名高いネイマール選手が相手選手から突っ込まれてバランスを崩しめっちゃ転がる転がるという動画。
その動作が面白いとされ、ネイマール選手が転がる部分だけ切り取られて道路や坂道を転げさせられています。
本人からしたらたまったものではない気がしますが…memeはこういう思いがけないハプニングから発生することも多いんですよね。

特徴的な動きは最もミーム候補になりやすい…!?
spongebob a few moments later
めちゃくちゃ短いですがかなり使われているのがこちら。
アニメ「スポンジボブ」の「A few moments later(しばらくして)」というシーン。
汎用性が高く海外YouTuberが場面転換時に積極的に使っているイメージがあります。
他にも「Two hours later(2時間後)」や「2000 years later(2000年後)」などバリエーションが豊富です。

程よい「ネタ感」が面白さを強調させますよね!
何故memeは拡散されるのか?

memeが拡散される一番の理由としては「言語の壁を越えている」事が大きいかと。
meme扱いされている作品は音楽やリアクションといった「聴く」「見る」だけで楽しめるものなので、国籍を問わず「面白い」と思えるからなんです。
この時明確に何かストーリーを求める必要は無く、直感でハマった、なんとなく癖になる…という考えが共通認識になることで広がるのではないか…と思います。
確かに突然大声で叫ぶビーバーやフライドチキン両手に踊る男性を理解しろというのは無理がありますもの(因みにこの二つは実際にあるmemeです)。
その雰囲気や行為に対して楽しさ、面白さを見出すことでmemeは更に拡散されていきます。
海外で話題の「meme」って何?:まとめ

短めでしたが海外で不定期にブームを引き起こす「meme」について説明させて頂きました!
思わず笑ってしまうものから時事ネタ、ちょっと風刺じみたパンチが効いたものまで本当に幅広く数多くあるもがmemeの特徴と言えるでしょう。
YouTubeなんかではその年代に発生したmemeを全てまとめた動画なんかも投稿されているので気になった方は是非調べてみて下さいね!
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