2025年07月20日~2025年07月22日の間に、OldTweetDeck(以降OTD)では2回の更新がありました。
この期間にリリースされたバージョンは4.1.1と4.2.0です。
今回はリスト表示の不具合への対応がメインのようです。
更新内容を確認していきます。
4.1.1の更新点
まずは4.1.1で更新された点です。
リリースページには「Fixed Lists (slow version)」とありました。
日本語訳は「固定リスト(スローバージョン)」です。
この更新はリスト取得の鈍重化(レート上限)、またはそもそもリストを取得できない事態に対する対応と思われます。
OTD開発者のDimden氏は4.1.1リリース前に通知を出しており、これを「遅い方法」の修正と称しています。
以下は修正にリストの修正に関してOTD上で出された通知です。

どう進めるべきか悩んでいます
OldTweetDeck Listsを完全に修正して、問題なく高速に動作させることは可能ですし、その場合はX Premiumも不要になりますが、あまりにも強力すぎる(OP)ため、公開するとTwitter側にすぐ対策されてしまうと思います。
遅い方法で修正することもできますが、それだと常にレート制限に引っかかり、X Premium が必要になる可能性もあります。
高速に動作する修正版を非公開にして、有料でアクセスを提供する方法も考えています。
どう思いますか?ご意見はこちらまでお願いします。
要約すると、恐らくこのような内容↓
- リストを修正し、高速動作させることは技術的には可能
- 高速動作は強力過ぎる故にX側で即対策される
- 遅い方法も可能だが、常時レート制限の状態になる
- レート制限を回避するにはX Premium(X有料プラン)が必要になる可能性
- 高速版(強力過ぎるほう)を非公開かつ有料で提供する方法も考えている
- 以上二つの方法についてユーザーの意見を募りたい
冒頭に「どう進めるべきか悩んでいます」とあり、この問題は開発者も相当手を焼いている状況の模様。
今後OTDは無料版、有料版に分かれる可能性があることを示唆しています。
4.2.0の更新点
次に4.2.0の更新点です。
補足ですがこのパッチは4.1.1リリース後、間もなくリリースされました(確か翌日くらい)。
リリースページの原文では「Added support for private fixes」とありました。
日本語訳は「プライベート・フィックスのサポートを追加」です。

プライベートフィックスのサポートを追加する新しいアップデートがリリースされました!アップデートはこちらから。
文面だけでは何をどのように修正したか不明(明記しないことで対策を回避しているのかも)ですが、マイナーバージョンが更新されていることから、リスト取得を秘密裏に高速化できたのかもしれません。
実際4.2.0へ更新したユーザーの中には「読み込みが安定した」「リストが表示されるようになった」といった声が散見されました。
少しでもリスト取得の安定化を図りたいのであれば、4.2.0に更新するのが今のところ最良の選択と思われます。
最後に
OldTweetDeck開発者であるDimden氏には寄付を行うことが可能です。
彼はウクライナ在住であり、現在直面している危機により、良い環境で開発を行えているとは言い難い状況です。
OTDに今後も期待したい、開発を頑張ってもらいたい、という方は是非寄付を検討してみてください。
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