2024年5月17日、X(元Twitter)のURL「twitter.com」が「x.com」に完全移行しました。
URLが変更された影響で、同時期にOldtweetdeck(以降OTD)では不具合が多発する事態に。
OTD開発者のdimden氏も自身の開発物に対し、このような警告を発していました。
might break oldtwitter and oldtweetdeck until i get this change too and able to fix it
— dimden (@d1mden) May 14, 2024
訳:twitterはいくつかの国でurlをx comに置き換え始めている。
引用元:https://twitter.com/d1mden
この変更に対応して修正できるようになるまで、oldtwitterとoldtweetdeckが壊れるかもしれない。
しかしその後、不具合を改修したv3.6.1をすぐにリリース。
次いでv3.6.2がリリースされ、x.comでOTDが動作しない問題が修正されました。
OldTweetDeck should be fixed now!https://t.co/bWqWVuYwld
— dimden (@d1mden) May 17, 2024
訳:OldTweetDeckは修正されたはずだ!
引用元:https://twitter.com/d1mden
当記事ではURL変更に伴い発生した問題や、v3.6.1~v3.6.2の更新点、
更新時の注意点等を急遽まとめていきます。
「twitter.com」が「x.com」に変更、OldTweetDeckで発生した問題
カラムのレイアウトが崩壊、またはカラムが表示されなくなった
URLが変更されたとほぼ同時期に、OTD使用者からは、
「カラムが崩壊している」
「カラムの表示がおかしい」
等の不具合報告が見受けられました。
不具合には個人差はあったようですが、設定していたカラムが部分的または全て無くなる、レイアウトが崩れる、
といった問題が特に多く発生していた模様。
他にも「投稿された画像をクリックすると、どんどん縮小されて最終的に消えてしまう」など、
過去にあまり見られなかった症状も出ていた様子。
カラムが読み込まれず、ポストが送信されない問題の修正
カラムは表示されているものの、中身の投稿が一切取得(表示)されないなどの問題が発生。
またOTDのツイート欄にも異常が発生しており、
「投稿ボタン(Tweet)」の青いボタンが消え、本文を書くスペースも右側へ不自然に間延びした状態に。
投稿ボタンが無いので、OTDからポストが一切できない状態になっていました。
v3.6.1とv3.6.2の修正点
v3.6.1
- ツイート作成欄とカラムが正しく表示されない問題を修正
- カラムが読み込まれず、ポストが送信されない問題を修正
ソース:https://github.com/dimdenGD/OldTweetDeck/releases/tag/v3.6.2
v3.6.2
- スタイルの表示を修正
- チーム機能の修正
ソース:https://github.com/dimdenGD/OldTweetDeck/releases/tag/v3.6.2
日本語READMEはこちら
Oldtweetdeck上のURLも変更された
x.comへのリダイレクトに伴い、OTD上のURLも変更されました。
新URL:https://x.com/i/tweetdeck(アクセスするにはOTDアドオンの導入が必要)
v3.6.2へ更新する際の注意事項
OTDのバージョンを3.6.1または3.6.2に更新にあたって、
開発者のdimden氏はこのようにポストしていました。
If you still have OldTweetDeck tab opened, export your state in settings because it'll most likely be lost on migration and you'll need to import it back pic.twitter.com/G9PR6X6V3k
— dimden (@d1mden) May 17, 2024
訳:もしまだOldTweetDeckのタブを開いているのであれば、設定で状態をエクスポートしてください。
引用元:https://twitter.com/d1mden
OTDv3.6.2へ更新後、更新以前のカラムの状態を維持できない(初期化される)可能性を示唆。
更新前にOTDでエクスポートを行うことを推奨しています。
エクスポートは、
設定(歯車マーク)→Settings→General→「Export state」
より行うことが可能です。
エクスポート後は更新後のOTDで、エクスポートしたファイル(ファイル名:OTDState.json)を、
「Import state」よりインポートすれば、更新前と同じカラムの状態でOTDを使えます。
まとめ:v3.6.2で再び復活したOldTweetDeck
URLの移行は、実際かなり大きな変更のはずなので「もう流石にOTDも限界なのかな…」と思っていましたが、なんとdimden氏は不具合発生から1時間程度で対応し、いつも通りのOTDを取り戻してくれました。
この問題への修正からリリースまでを迅速に行ってくれた彼には本当に感謝しかありません…。
因みにdimden氏のサイトではパトロン(寄付)を受け付けています。
ユーザーが協力することで、OTD開発の助けになれる可能性があります。
支援をしたい!という方は、上記のリンクから彼のサイトに是非足を運んでみてください。
(彼のサイトは非常に特徴的で、見てるだけでも楽しいです!)
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