ゲームにおける「マラソン」の意味
「マラソン」とは、ゲーム内で特定の報酬やアイテム、経験値を得るために、
同じステージやクエストを何度も繰り返す行為を指します。
プレイヤーは効率よく目的のものを入手するため、時間をかけて同じ作業を反復して行います。
「マラソン」というスラングの由来
このスラングは、実際のマラソン競技にちなんで名付けられています。
マラソンは長時間走り続けるスポーツで、ゲームにおける「マラソン」も、
時間と労力を要し、終わりの見えない繰り返し作業を指すためにこの名前が使われるようになりました。
(実際は終わりがあるのですが、そこまで向かうのに途方もない苦労を味わう)
同様に、英語では「farming(ファーミング)」という表現もあります。
これは、農作業(farming)で地道に作物を育てるイメージが、
アイテムや報酬を地道に集めることに重なるためです。
「マラソン」の使用例
- 「レアアイテムを手に入れるために、高難度のボスダンジョンをマラソンしてるよ。」
- 「明日からイベントマラソンだね。報酬が多いから今回は本気でやるわ。」
どちらも、何度も同じコンテンツを繰り返しプレイして、特定の報酬を狙っている状況を表しています。
「マラソン」の利点・欠点
利点
- 効率的な報酬取得
特定のアイテムや経験値を集中的に手に入れられる。 - 短期間で強化
ゲーム内での進行速度が加速し、キャラクターや装備が短期間で強化される。 - 特定のコンテンツを深く理解できる
繰り返しプレイすることで、ステージや敵の行動パターンを熟知でき、効率的に攻略が可能になる。
欠点
- 時間と労力がかかる
報酬が手に入るまでの作業が単調で、かなりの時間を要する場合がある。 - 飽きやストレス
同じ作業の繰り返しはプレイヤーにとって飽きや疲れを感じさせることがある。 - ゲームバランスが崩れる可能性
マラソンで強力なアイテムを短期間で入手できると、
ゲーム内の他のプレイヤーとのバランスが崩れる場合もある。
(時間をかけた分、一定のプレイヤーのみが苦労に見合った強力な武器、アイテムを手に入れる可能性が高いため)
このように、ゲーム内の「マラソン」は効率的なプレイの一環ですが、
時間の投資が大きくなる傾向があります。
「周回」との違い
似た用語に「周回」があります。
「周回」と「マラソン」は、基本的に同じ意味で使われることが多いです。
どちらもゲーム内で同じクエストやダンジョンなどを繰り返しプレイする行為を指します。
ただし、ニュアンスに少し違いがあります。
- 周回
ステージやクエストを何度もクリアすること自体に焦点を当てた表現です。
時間効率を重視して「周回する」というフレーズがよく使われます。 - マラソン
より「長時間・長期間にわたって繰り返す」感覚が強調され、
特定の目標を達成するまで頑張るというニュアンスがあります。
どちらを使っても大きな違いはありませんが、「周回」は一般的に「効率的なプレイ」を指すことが多く、
軽めの反復作業を意味する場合が多いです。
「マラソン」の場合、時間を多く要したり、それなりの苦労を伴う作業を多々行うので、
「周回」よりも過酷な状況を表す際に使われることがあります。
マラソンの具体的な例を挙げると、
ある激レアアイテム入手を目的に、1回20分かかるダンジョンを一日に少なくとも10回潜る必要がある、
というイベントがあるならば、それは立派な「マラソン」です。
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