RTX2070SUPERやRTX3070Tiのようなグラボの名称のお尻に付いた規格(SUPER、Ti)について。
「どっちが性能が高いの?」「読み方は?」という疑問を見かけたので、わかりやすく解説していきます。
重要…というレベルではないのですが、知識として頭の片隅に入れておいてもらえると後々役に立つかもしれません。
SUPERとTiの違い
PC初心者向けということなので難しい部分は極力省いて一言でまとめると…
ずばり違いは「性能差」です。
SUPER<Ti
という構図でTiと付いてるグラボのほうがSUPERより性能が高いと捉えて貰えればOKです。
SUPERとは?
無印より性能が高くTiよりは控えめという中間の位置づけが「SUPER」。
と最高性能とまではいかないものの、十分なパフォーマンスで手に入れやすい価格となっているのがSUPERの特徴です。
ものによりますが価格帯としておおよそ数万~十数万円くらいであることが多いです。
最近だとBTOパソコン(すぐ使えるようにあらかじめセットアップされているPC)にも組み入れられることが多く、コスパが良好であるためミドルクラスのゲーミングPC入門としても評判の良い規格となっています。
なおグラボによってはSUPERが無く無印とTiのみということもあります。
SUPERの読み方
「SUPER」の読み方はそのまま「スーパー」です。
日本語だと超越、素晴らしいといった意味。
グラボで言えば無印を超えたという意味で用いられているとされています。
Tiとは?
グラボの中で最高クラスの性能なのが「Ti」。
Tiは最も高いパフォーマンスを発揮し負荷の大きな環境でも安定した性能を発揮します。
その分価格はかなり吊り上がる事が多く、最新のものだと数十万円以上することも珍しくありません。
また性能向上により消費電力も増加傾向にあります。
消費電力はグラボだけで約350W~450Wになることも(RTX3080Tiの場合)。
推奨電源は750W以上になるなど何もかもパワフルになると捉えて間違いないでしょう。
言わずもがなハイエンドクラスPC向けのグラボです。
Tiの読み方
さてTiのほうですが読み方がいくつかあります。
①Ti = Titaniumu(チタン、チタニウム、タイタニウム)
②Ti = ティーアイ(そのまま読む)
③Ti = タイ
①は鉱物のチタンの元素記号であるTiから。
②はNVIDIA基調講演での役員の方の発音していたもの。
③はTiグラボ搭載PCのPR動画内でデジタルアーティストの方が発音していたもの。
じゃあどれが正しいのか…?というとどれも正しい模様。
NVIDIAは「スペルが合ってれば発音は自由だよ!」としており、どれが間違いということは少なくとも無いようです。
ただGTX TITANやTITAN RTXという名称のグラボが別にあるため、タイタニウムやタイタンだとそちらをイメージさせてしまう可能性も。
日本国内と海外で呼び方が異なるという噂もあり国内だと①由来の説が濃いらしい…と結構曖昧です。
TITANと明確に分けるという意味では「ティーアイ」「タイ」でいいと思われます。
とりあえずは複数の読み方がありどれを使ってもOKという認識で大丈夫です。
まとめ
最後に各違いをまとめて終わります。
こんな感じです。
最初に言ったようにそこまで重要事項ではないですが、以後グラボの判別がしやすくなるかと思いますので是非活かして貰えたらと思います。
コメント