テレビ番組の録画は案外データ量が大きくなりやすく十分な空き容量を確保しなければすぐにいっぱいになってしまいます。
そんな時に活躍する「テレビ録画対応の外付けHDD」のおすすめモデルを当記事では紹介していきます。
外付けHDDの選び方、購入時の注意点等も併せて解説していくので外付けHDDを選ぶ際は是非参考にしてみてください。
外付けHDDの選び方
初めにテレビ録画に使うHDDを選ぶ際に抑えるべきポイントを解説していきます。
下記2点に注目してみましょう。
- 容量
- 据え置き or ポータブル
HDDの容量で選ぶ
まずはHDD本体の容量です。
参考までにHDDの容量に対する録画可能時間を記した表がこちら。
容量 | 地デジ | BSデジタル・110度CS | 4K |
---|---|---|---|
500GB | 約60時間 | 約45時間 | 約32.5時間 |
1TB | 約120時間 | 約90時間 | 約65時間 |
2TB | 約240時間 | 約180時間 | 約130時間 |
3TB | 約360時間 | 約270時間 | 約195時間 |
4TB | 約480時間 | 約360時間 | 約260時間 |
6TB | 約720時間 | 約540時間 | 約390時間 |
7TB | 約840時間 | 約630時間 | 約455時間 |
8TB | 約960時間 | 約720時間 | 約520時間 |
2TBでも地デジ放映かつ2時間ものの映画であれば約120本は録画できる計算になります。
勿論容量が大きくなれば録画できる時間も多くなりますがその分HDDの価格や本体のサイズも大型になりがち。
どのくらい番組を録画するかわからない…というのであればとりあえず2TB~4TBの容量で選ぶのがおすすめです。製品数が特に多く人気の高い容量となっています。
据え置き or ポータブルで選ぶ
HDDには「据え置き」と「ポータブル」の2タイプがあります。
それぞれ特徴が異なるので解説します。
据え置きタイプ
据え置きタイプはどっしりとした箱型で一般的にHDDと言えばこれを指すタイプ。
6TB以上の大容量モデルも完備しており24時間録画といった長時間の録画にも対応してる製品も存在します。
HDDの近くに居ると内部の機械音が少々目立つことがありますが、その場合「静音性」を重視したモデルを選ぶことで極力小さな音に抑えられます。
またACアダプタを使った電源供給なので設置場所は必然的にコンセントのそばになります。
据え置きタイプはHDDの中では安価な部類なので手に入れやすいといったメリットもあります。
ポータブルタイプ
ポータブルタイプは持ち運びを前提としたコンパクトなHDD。
1TB~4TBの製品が多く据え置きタイプに比べると容量はやや控えめ。
稼働音はほぼ無音で非常に静かです。
一か所で使わず様々な場所へ持ち歩くことを想定しているため本体サイズは薄型かつ軽量となっています。
テレビとHDDを接続するUSBケーブルで直接給電を行えるため別個でACアダプターを接続する必要が無く手軽に使える利点もあります。
なお価格は同じ容量の据え置きタイプより高いことが多いです。
テレビ録画の場合「据え置き」がおすすめ
テレビ録画用にHDDを用意するとほぼほぼテレビの横から動かさずに使うことが多いため、その点を考慮すると据え置きタイプのほうが使いやすいです。
ただし景観を気にしたり頻繁に別のテレビにも接続するということであればポータブルを採用するのもアリです。
設置場所や用途によってどちらを使うか選びましょう。
購入時の注意点:テレビ録画に対応したHDDを選ぶ
HDDには「テレビ録画対応の製品」と「テレビ録画非対応の製品」があり全てのHDDがテレビの録画をできるわけではありません。
非対応の製品を買ってしまうとテレビの録画を行うことは出来ません。
対応製品には「テレビ対応」「録画対応」といった説明書きがあるはずなので必ず確認するようにしましょう。
なおテレビ録画専用という製品もあるのでその際はパソコンで使えないことを念頭に置いておきましょう。
テレビ録画可能の外付けHDDおすすめモデル5選
ここからおすすめのテレビ録画対応HDDを5つご紹介致します。
据え置きモデル3つ、ポータブルモデル2つです。
BUFFALO 外付けハードディスク 4TB HD-AD4U3
Amazon限定販売のBUFFALO製据え置きモデル。
故障予測サービス「みまもり合図」によりHDDの健康状態を管理できるため故障による録画データ消失を未然に防ぐことができます。
また従来の型番よりも26.5%小型化されており据え置きの中でもコンパクト。
ファンレス設計、無通気孔設計と静音性に加えて防振(稼働による本体の振動を抑える仕組み)性も抜群な製品です。
エレコム 外付けハードディスク 2TB ELD-FTV020UBK
パソコン周辺機器メーカーとしておなじみのエレコム製HDD。
あらゆるメーカー機器と接続可能でテレビ34社、レコーダー6社、その他機器16社と幅広く対応します。
録画に関しては24時間連続録画に対応しており長時間のテレビ録画にも向いています。
更に本体にはセキュリティスロット(鍵を通す穴)が備わっているためHDDの持ち出し防止、盗難防止に役立ち物理的な情報漏洩といった点もカバーしています。
I-O DATA 外付けハードディスク 4TB EX-HD4CZ
PCアクセサリを幅広く扱っているI-O DATA製の据え置きHDD。
静音性と防熱に長けており、筐体表面の特徴的な凹凸構造は熱を効率的に放出しファンレスながらも稼働時に十分な冷却性能を発揮してくれます。
HDD本体とテレビの電源が連動する「電源連動機能」のおかげでテレビが付いている時だけ稼働してくれるため省エネになるのも特徴的。
初心者に嬉しい「TV接続ガイド」の冊子が付属するのでテレビとHDDを繋ぐのが初めての方にも安心です。
I-O DATA 外付けHDD ハードディスク 1TB ポータブル HDPT-UT1W
小さ目サイズのHDDが欲しいという方にはこちらのI-O DATA製1TBポータブルHDDがおすすめ。
付属のUSBケーブルをテレビと接続するだけで保存ストレージとして使うことが可能。
本体表面には傷に強いハードコーティングとラバー加工が施されているので持ち歩いている際の不意の落下を防止することに繋がります。
カラーバリエーションは黒と白があるので景観に合わせて選ぶことができます。
エレコム HDD ポータブルハードディスク 1TB SeeQVault ELP-QEN010UBK
より高性能な録画用HDDが欲しい方におすすめしたいのがエレコム製SeeQVault対応ポータブルHDD。
SeeQVaultとはテレビやレコーダーを買い替えた際に録画番組を引き継げる技術で、同規格に対応した機器間であれば別のテレビであっても録画を視聴可能になるというシステム。
今後SeeQVault対応機器は増えていくと予想されるためテレビ買い替えに備えて用意しておくとスムーズに次のテレビで録画視聴を楽しめることでしょう。
価格はHHDの中でもちょっと高めですが、相応の機能が備わっている製品です。
テレビ録画対応の外付けHDDおすすめモデル:まとめ
以上テレビ録画対応の外付けHDDおすすめモデルの紹介でした。
今後4K放送や8K放送といった高解像度の番組も増えることが予想されるため、あえて大きな容量のHDDを購入しておくというのも一つの手です。
ただしHDDの寿命は長くても5年程度と言われているのでどんな番組をどのくらいの頻度で録画するか?という部分に注目して購入すべきだといえます。
今回紹介したHDD含めご自身に合ったHDDを探してみて下さいね。
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