タワー型筐体を床から少し離して設置できる「CPUスタンド」の選び方、おすすめ製品を紹介していきます。
PCは床に直置きだと長期の設置により内部に埃が溜まってしまったり排熱がうまく行えず動作に支障をきたす恐れもあるためCPUスタンドを活用するのは思う以上に重要だったりします。
またPC本体を動かす際に重い筐体をいちいち持ち上げる必要が無くなる(スタンドに車輪が付いているため)ので移動の手間を省くことも可能。
シンプルながらもメリットの多いグッズなので是非チェックしていきましょう。
CPUスタンドとは?
CPUスタンドとは上記の画像のようにPC筐体の下に置くキャスター付きの台のことを言います。
主なメリットは以下の通りです。
下部からの排熱の手助けになる
PCの下部はパーツが密集しているため熱を持ちやすい箇所で稼働状況によっては70℃~90℃近くまで発熱することが考えられます。
基本的には本体の天板付近や前後左右にある吸気口から排熱は行われますが、床置きしている場合は下からの排熱を行いにくいため十分に熱を逃がしきれず動作が重くなるなんてことも。
CPUスタンドの中には底面の通気を想定し隙間が設けられている製品があり排熱を効率的に行えるようになっているため熱が籠ることを防げます。
隙間の無いタイプでも床から距離があるだけで熱が下方向に逃げやすくなるので床に直置きよりもはるかに排熱がスムーズになります。
床付近からのホコリの侵入を軽減
PCの中を開けることは恐らく一般的な使い方であればそう多くは無いと思います。
いざ久々に開けてみると大量のホコリで埋め尽くされていた…恐ろしいですよね。
内部のホコリの蓄積は動作不良の原因に留まらず、最悪の場合は故障や火災といった大事故に繋がるほどの危険性があるため無視することはできません。
CPUスタンドを用いてPCを置く位置を上げることで床から舞い上がるホコリの侵入を軽減することができるのでPCの寿命を延ばすことに繋がります。
筐体の移動が楽になる
デスクトップPCは軽いもので5㎏前後、重いものだと15~20㎏前後になるため床置きだと移動するだけでも一苦労。
CPUスタンドであれば車輪が付いているため小さなサイドテーブルのように軽い力で動かす事が出来ます。
製品によっては天板付きで上に小さなガジェットやアクセサリーを載せられるデザインのCPUスタンドもあるので何かと便利です。
CPUスタンドの選び方
続いてCPUスタンドを選ぶ上で注目すべき点をまとめていきます。
以下の点を抑えていきましょう。
対応PCサイズ、耐荷重で選ぶ
まずは自身が使うPCのサイズを調べて合う製品から選ぶのが最重要事項です。
CPUスタンド自体が大きければその製品の推奨のサイズ以下のPCを載せることは可能ですが、設置した時にあまりに隙間が空きすぎてしまうと不安定になったり不格好になることも。
ただし使用しているPCによってはサイズがぴったりではない可能性も大いにあり得るため出来る限り近しい幅で選ぶのがベストです。
幅が調整できるモデルもあるのできっちり固定したいのであればそちらがおすすめです。
もう一つは耐荷重です。
ぴったりやギリギリの重量ではなく現在使用しているPCの重量+3~5㎏もしくはそれ以上を目安に選ぶと良いです。
理由としてはHDDなど内部のパーツを換装、追加時に同時に重量も増加するためです。
PCパーツには金属が使われているものが多いので重量がかさむ可能性を考慮しましょう。
デザインで選ぶ
PCスタンドにはPCを置くことのみを想定したシンプルなデザインの製品と棚や天板を備えた通称CPUワゴンの2通りがあります。
とりあえずPCを床から離して置ければOK→CPUスタンド
PCアクセサリーなども収納したい→CPUワゴン
CPUワゴンのほうが何かと利便性は上がりますが、シンプルなCPUスタンドより価格や本体重量が増加する事が多いので目的に応じて選び分けるようにしましょう
CPUスタンドおすすめ3選
ここからはこのCPUスタンドがおすすめ!という製品を厳選して紹介していきます。
サンワサプライ CPUスタンド CP-031
耐荷重 | 対応サイズ | 本体重量 |
---|---|---|
20㎏ | 幅10~255㎜まで | 0.6㎏ |
X字の形状を開いたり閉じたりしてサイズ調整が可能な可変幅の広い柔軟かつコンパクトな製品です。
キャスターが5か所(各脚の先端と中央の計5つ)のため、このタイプにしては安定性が高く耐荷重も20㎏まで対応するのでややサイズの大きめなPCでも設置できます。
また未使用時は脚を閉じて収納できて邪魔にならず片づけやすいのもメリット。
脚の内側には滑り止めパッドが付けられるため移動時などにPC本体を傷めにくい仕様です。
コクヨ CPUスタンド 大 EAS-CS480NC
耐荷重 | 対応サイズ | 本体重量 |
---|---|---|
30㎏ | 幅185~265㎜まで | 5㎏ |
重量のある大型PCをしっかりとホールドして支えたいという方にはこちらがおすすめ。
本体素材にスチールが使われているのでスタンド自体の耐久性が高く長期的な利用でも安心です。
PCを載せたままでも左右の壁をスライドさせて幅調整が出来るので重いPCをいちいち降ろす必要がありません。
またスタンドごと移動させたい時に便利な取っ手が付いているのでより安定した位置転換を行える工夫がされています。
因みにこちらの製品はより幅が狭いPC用の幅135~215㎜のモデルも登場しています。
Bauhutte ( バウヒュッテ ) 昇降式 L字デスク スタンダード BHD-670H-BK
耐荷重 | 対応サイズ | 本体重量 |
---|---|---|
底板20㎏、天板20㎏ | 幅240㎜まで、高さ64.5㎜まで | 10.72㎏ |
CPUスタンドかつサイドテーブルとしてデスク周りのカスタマイズにも一躍買ってくれるのがこちら。
昇降可能な天板はスタンダードタイプでも広さがあり、かつ天板耐荷重が20㎏もあるのでマウステーブルにすることも可能。
左右にあるボードが取り外せるなどメンテナンスがしやすくパーツ換装を行う際にも便利です。
この製品には他にも種類があり、例えばサイドテーブル利用に重点を置いた天板が更に広くなったモデルもあるので使い方に応じて製品を選べるのも嬉しい点です。
まとめ:CPUスタンドでPCを保護しよう
CPUスタンドはご家庭では勿論、何かとPCの移動が多かったりするオフィスでも活躍してくれることでしょう。重い筐体を普通に何個も運ぶとなると大変ですからね。
気になる価格面なども今回紹介した中にもあったX字タイプのようなシンプルなものであれば高くても数千円台なので入手しやすいのも利点です。
という感じで採用しない理由が無いくらいには推したいPCグッズでした!
気になった方は是非ともお試しください!
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