2024年11月20日頃、OldTweetDeck（以降OTD）は4.0.3→4.0.4に更新されました。
前回の更新が8月だったので、約3か月ぶり…かなり久々の更新になりますね。
今回改修された点は見たところ1点のみのようですが、急を要するものだった模様。
早速見ていきましょう。
4.0.4の更新点
OTD 4.0.4リリースページに書かれていた更新内容と日本語訳です。
Fixed OldTweetDeck not loading. Donate
（上記の訳：OldTweetDeckが読み込まれないのを修正。）
読み込まれない＝カラムが表示されない、だと思われます。
以下はOTD開発者のDimden氏が4.0.4更新を知らせたポストです。
OldTwitter fixed. For Chrome users, update will be out when it gets approved by Chrome Web Store. For Firefox users, install new one manually:
（ポストの訳：OldTwitterを修正しました。Chromeユーザーの方は、Chrome Web Storeで承認され次第、アップデートが行われます。Firefoxをお使いの方は、手動で新しいものをインストールしてください。）
引用元：https://twitter.com/dimden/status/1858986666914099464
Fixed logging into YeahTwitter. Wait for Chrome Web Store and Firefox Addons to approve the update or get it manually from Github
（ポストの訳：Twitterへのログインを修正しました。Chrome ウェブストアと Firefox Addons がアップデートを承認するのを待つか、Github から手動で入手してください。）
引用元：https://twitter.com/dimden/status/1858993185424634350
11月13日～11月20日（更新前）の間に読み込みの不具合があった模様
X上ではどうやら11月13日以降OTDが読み込めない、使えない状態だったことが、
複数件報告されていました。
もしかするとこれ以前にも同様の被害があったかもしませんが、
調べてみると11月13日～20日の間で特に多く起こっていたようです。
因みに、当アカウントではこのような被害はありませんでした。
そのためOTDを使用している全てのアカウントで起こっていたものではないようです。
しかし複数件の同様の報告があるのを見る限り、
特定のOTDアカウントが一時的に実質使用不可になっていたと思われます。
11月17日に行われたXの利用規約改訂の影響は？
不具合が生じた同時期（11月17日頃）にXが利用規約の改訂を行っています。
以下は改訂内容の中でも、X上で特に注目されていた規約の抜粋です。
当社が（i）お客様によって提供されたテキストやその他の情報を分析し、その他の方法で本サービスを提供、促進、改善する権利（生成型か他のタイプかを問わず、当社の機械学習や人工知能モデルへの使用やトレーニングなど）、および（ii）当社のコンテンツ利用規約に従い、サービスにまたはサービスを通じて送信されたコンテンツを他の企業、組織、または個人が利用できるようにする権利（サービスの改善、および他のメディアやサービスでのコンテンツのシンジケーション、放送、配信、リポスト、プロモーション、公開など）が含まれることに同意するものとします。
引用元：Xサービス利用規約（https://x.com/ja/tos）
この改訂を見たXユーザー（特にイラストレーター）からは、
「投稿したイラストをAI絵に利用される」
「今後自分の絵を投稿しにくくなる」
「イラストにウォーターマークを入れる必要がある」
など、Xに投稿した自身の絵が勝手にAIに学習され、
AI絵の生成に利用されてしまうのでは？と危惧する声がありました。
しかしこの規約自体はXのAPI制限や、ログインに関与するようなものには見えません。
なので、少なくともこの規約が今回のOTD更新の要因では無いと思われます。あくまで憶測ですが。
ただし、規約を改訂したということは、Xのシステムに何かしら変更を加えたとも考えられるため、
API制限の見直し、第三者による外部ツールへの制限などを更に強化した可能性はあり得ます。
そのため利用規約改訂におけるOTDへの影響は否定できません。
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