グラボを接続するPCIeスロットはいつの間にか負担がかかっていまい最悪端子が歪んで使えなくなってしまうことがあります。
そんな問題を事前に防ぎマザーボードを保護する「グラボ突っ張り棒」のおすすめモデルを当記事ではご紹介致します。
RTXシリーズなど大型のグラボを所有してる方には非常に助かるシロモノなのでスロットにかかる重量が心配という方は是非チェックしてみてください。
グラボ突っ張り棒とは?
グラボ突っ張り棒とは重量のあるグラフィックボードを支えてPCIeスロットへの加重によるダメージを軽減してくれるPCアクセサリです。
因みにグラボ突っ張り棒という呼び方はあくまで呼称であり「VGAサポートステイ」「ビデオカードホルダー」「GPUブレースサポート」などメーカーによって違う名称が付いています。
名称は違いますがグラボを支えるという役割は共通しています。
固定方法は主に2種類
グラボ突っ張り棒は製品によって固定方法が違います。
主に以下2種類の固定方法があります。
- 支柱タイプ
- ブラケット設置タイプ
それぞれの特徴を簡単に説明致します。
支柱タイプ
PCケース内に支柱を立ててグラフィックボードの下部から支えるタイプ。
支え部分は高さ調整可能な製品が多く自由度が高いです。
また上の画像のように支え部分が二つありグラボ2枚に対応しているものもあります。
置き場所を自由に変えやすいですが支柱を立てる都合上PCケース内にある程度スペースが必要になります。
ブラケット設置タイプ
グラボの一つ下のブラケットにネジ止めしてサイドから支えるタイプ。
高さは固定で支えの位置を横方向に調整可能。
ネジ止めするため設置場所を変える際は少し手間ですがブラケットさえ空いていれば設置できるので支柱タイプより場所を取りません。
グラボ突っ張り棒を選ぶ際のポイント
グラボ突っ張り棒の選び方の基準としては以下を参考に選んでみてください。
特に支柱タイプは配線がぶつかって倒れる恐れも無くは無いので突っ張り棒を置いた上でもスペースがある状態が好ましいです。
支柱タイプのおすすめモデル3選
まずは支柱タイプおすすめモデルを3製品ほどご紹介していきます。
CoolerMaster 汎用ビデオカードホルダー
シンプルで細身ながらも耐荷重8~13㎏まで対応という安定感が売りのビデオカードホルダー。
三点バランスのデザインはホルダー本体にかかる重量を効率的に逃がしてくれるため長期の利用も安心。
接地面がマグネットになっているためグラボ2枚の場合やホルダーを設置したままPCケースを動かしても大きくずれることは無いでしょう。
またビデオカードホルダー以外の使い方もあり、PCケースの側面に本体を設置してヘッドホン掛けとしても使える優れものです。
GLOTRENDS GPUブレースサポート
独自の「セグメントデザイン」によるスタイリッシュな見た目でPCケース内を彩れるGPUブレースサポート。
航空機に用いられているアルミニウム合金を素材としているため強度は抜群でメーカーも10年使える製品としています。
底面は円形のマグネットベースで使いやすいデザインになっています。
少しでもオシャレな突っ張り棒が欲しいという方には強くおすすめできます。
長尾製作所 VGAサポートステイLマグネット式
国産ブランドで頑丈かつ扱いやすい製品と人気の高い長尾製作所VGAサポートステイ。
サポートフックにはグラボをズレから守る滑り止めゴムを搭載しており強力な保護性能を発揮します。
本体底面には2個のマグネットが付属していてちょっとやそっとの衝撃では転ぶことはありません。
武骨な見た目に見合ったしっかりとした固定ができる国産品です。
ブラケット設置タイプのおすすめモデル2選
続いてブラケット設置タイプのおすすめモデル2製品をご紹介。
Cooler Master グラフィックスカードサポート用
シャープな見た目と簡単取付でどなたにも扱いやすいグラフィックスカードサポート。
サポート本体とマザーボードを接続することでLEDがマザーボードのイルミネーションと同期して発光します。
幅が30㎝あるためRTX30シリーズなど大きなサイズのグラボでも問題無く支えられます。
LED搭載のパーツと併用したいという方におすすめの一品です。
長尾製作所 職人シリーズ VGAサポートステイ PCI
なるべくPCケース内部で目立たないような製品をお探しの方には長尾製作所の職人シリーズVGAサポートステイがおすすめ。
一見PC内部のフレームの一部かと思うほど自然に溶け込むシンプルなデザイン。
グラボが当たる部分には高さの違うゴム(2㎜/5㎜/8㎜)が備わっており、グラボの形状や重心によってゴムの配置を変える事で最適な支持を行えます。
グラボ突っ張り棒おすすめモデル:まとめ
近年性能の向上と共に大型化が進み着々と重量も増し始めてるグラフィックボード。
まだ大丈夫!と思って支え無しで接続し続けているといずれガタが来るかもしれません。何せ800g~1㎏超える塊が高価な精密機器の端子一つにくっついているだけですからね。
最悪マザーボードのPCIeスロットが破壊されて再起不能になるまであるので出来る限り早めに突っ張り棒を用意することをおすすめします。
幸い1000円台と比較的安価で買える製品も多いので設置する場所やスペースを考慮して選んでみて下さいね。
コメント