これらの特徴を持つハイエンドなヘッドマウントディスプレイ「GOOVIS Pro」を今回提供して頂きましたので約1週間使用したレビューを書いていきます!
HMD(ヘッドマウントディスプレイ)の中でもかなり多機能かつ本格的な没入感を体験できるシロモノなので是非ともチェックしていってくださいね!
GOOVIS Proとは?
GOOVIS ProとはShenzhen NED Opticsにより開発されたandroid搭載型プライベートシアター。
「持ち運べる3Dプライベートシアター」と謳うように装着すると約800インチの大画面を1920×1080×2(両目)フルHDで視聴可能です。
GOOVISプロモーションビデオはこちら↓
またandroidの搭載により画面内ではスマホのようにGoogleプレイストアからアプリをダウンロードして使えるため通常のHMDとは一味違った体験ができます。
動画であるように任天堂switchもプレイ可能。
更にWi-Fi接続、Bluetoothに対応しているので没入感を妨げがちなケーブルを使わずにYouTubeやNetflix等の動画ストリーミング楽しめます。
クラウドファンディングでは支援総額約2000万円と製品への期待が伺えます!
GOOVIS proができること
VRゴーグルお馴染みの3D映像は勿論のことブルーレイ3Dにも対応していてあらゆる映像を3147ppiの高解像度で見られます。
本体ストレージは32GBの容量を搭載。microSDも256GBまで対応してるのでダウンロードした動画を保存して外出先で楽しむといった使い方もできます。
また近視、乱視、メガネをしている方への配慮も十分で高精度の視度調整機能があるのも嬉しい点です。
目の悪い方でも裸眼で大画面映像を満喫できます!
GOOVIS Proのスペック
GOOVIS Proのスペックはこちらをご覧ください。
- GOOVIS Pro(ディスプレイ)のスペック
項目 | 詳細 |
---|---|
ディスプレイ | 2×0.71インチAMOLEDマイクロディスプレイ |
解像度 | 1920×1080×2 |
PPI | 3147 |
ヘッドセット寸法 | 185㎜×109㎜×56㎜ |
ヘッドセット重量 | 200g |
光学モジュール | 12個の光学レンズ |
仮想画面サイズ | 20m離れた場所にある800インチスクリーン相当 |
視度調整 | +/-0.33Dの精度で+3D遠視~-8D近視までの範囲。左右個別調整可 |
IPD | 56㎜~72㎜ |
ジャイロスコープ | 3軸加速度計を組み合わせた6軸モーショントラッキングデバイス |
- GOOVIS D3(リモコン側)のスペック
項目 | 詳細 |
---|---|
OS | android7.0 |
CPU | クアッドコア64bit、ARM Cortex A53 |
GPU | 高性能マルチコア Mali-T720 |
ストレージ | RAM 2GB/内部 32GB |
バッテリー容量 | 8000mAh |
バッテリー稼働時間 | 最大5時間 |
充電時間 | 約6時間でフル充電 |
外部出力 | USB Type-C、DC5V/2A、HDMI |
重量 | 約215g |
GOOVIS Proと接続できる機器
GOOVIS Proはデバイスとの互換性が非常に高く様々な機器と接続することが可能です。
Bluetooth接続も可能で、Bluetoothイヤホンやヘッドホンを無線で繋ぐこともできます!
GOOVIS Proの外箱&内容物
ここからはいよいよGOOVIS Proの実機を紹介していきます!
最初に内容物の紹介からですね。
左の黒い箱に本体、右の白い箱にメディアプレイヤー(リモコン)がそれぞれ入っています。
GOOVIS Pro(本体側)の内容物
左の箱を開けてみるとこんな感じ。
今見えているのはGOOVIS Proの保管、持ち歩きに便利なキャリングケースです。
中央には「GOOVIS」の刻印入り。
箱から取り出してみるとキャリングケースに下に説明書がありました。
キャリングケースを開けると本体とご対面。
結構きちっと入ってるので戻すときは配置を覚えておきたいですね!
ケースから入ってるものを全て取り出して並べてみました。
説明書とケースは先ほどお見せしたのでそれ以外の4点を順番に紹介させて頂きますね。
まずはGOOVIS Pro本体から。
比較的細身のゴーグル部分とフリップ式の額当て、そして本体から伸びるHDMIケーブルで構成されています。
内側のレンズ部分。左端の穴はイヤホンジャックです。
目元のパッドは柔らかい素材でできているため顔が痛くなったりはしません。
続きまして本体と頭を固定するためのヘッドバンド。
真ん中のレザー部分にはGOOVISの掘り込みがされており結構オシャレにできていました。
こちらは両端を本体の額当て部分に差し込むようにして取り付けます。
お次はレンズを拭いて綺麗に保つクロス。
こちらもGOOVISの文字入りでプレミア感がありますね。
最後に一部の外部機器との接続に使うHDMIアダプター。
HDMIオスとUSB端子オスの二股に分かれています。
本体側の内容物は以上です。
続けてGOOVIS D3(メディアプレイヤー側)の紹介をしていきます!
GOOVIS D3(メディアプレイヤー側)の内容物
GOOVIS Proを操作するGOOVIS D3の箱を開けた様子。
アイコンがわかりやすく操作も簡単な印象ですね。
中身を全部取り出してみました。
こちらは本体のみ説明していきます。
まずはGOOVIS D3の厚さを見てみましょう。
8000mAhのバッテリーを内蔵しているためか手に持つとそこそこ厚いかな…という感想。
下部には各接続端子を備えています。
左からUSB端子、HDMI端子、イヤホンジャック。
上部には充電用のType-C接続端子があります。
サイドにはmicroSDカード挿入口(ちょっと見えにくいので赤枠で囲ってあります)。
因みに本体の下半分はなんとタッチパッドになっています!
クリックやスクロールを直感的に行えるのは凄いですよね!
以上が内容物全ての紹介でした。
続いてはGOOVIS Proの機能の説明に移っていきます!
GOOVIS Proの機能
GOOVIS Proの裏面を見るといくつかボタンやダイヤルのようなものがあり、そちらを操作すると視聴のモードを変更したり視野角の調整等を行うことができます。
画像で説明するとこんな風になっています。
視度調整装置
視度調整装置は個々の目に合わせて度数を切り替え、視聴に最適な状態にできる機能です。
- ダイヤルを左右に回す→度数調整
- ダイヤルを左右にスライドさせる→視野角調整
GOOVIS Proを初めて起動すると視度調整のチュートリアルが始まるのでそこで文字や図がはっきり見えるよう調整をします。
なお視度調整はGOOVIS Pro内の設定からいつでも行えます。
3D/2D切り替え&モード変更
ボタンの上側(2D/3Dと書かれているほう)を押すと3Dと2Dの視聴を切り替えることができます。
ボタンの下側(Mと書いてあるほう)を押すと視聴モードを3つのモード(スタンダード、ライト、ダーク)から変更できます。
明るさ調整
ディスプレイの明るさを変更できます。
多段階で調整できるので視聴する動画やプレイするゲームによって細かく明るさを変えられるのは嬉しい機能ですね。
GOOVIS Proの使用感
ここからはGOOVIS Proを実際に使ってみた感想を述べていこうと思います!
よかった点と改善を望む点の2つに分けてお話ししていきます。
HMDの都合上実際の映像を用意できず、文字が多めになってしまいますがご了承ください…!
よかった点
まずはよかった点から。これは皆さんにお伝えしたいという部分を4点ほど!
とにかく画質が綺麗
GOOVIS Proで動画を視聴をした時にまず感じたのは「画質の明瞭さ」。
「細かい文字の歪みや画面端のぼやけは性能が良いHMDでもたぶんあるよね…」と思いながら装着したのですが…なんと全くぼやけたりしません。
過去にいくつか有名なHMDを試したことがあるのですが、それらと比較してもGOOVIS Proの画質は圧倒的に良いと感じました。
画質の良さは没入感を味わう面で一番大事と言っていいほど!
GOOVIS Proはその点をしっかり考慮してくれています!
そして下の画像は頑張ってレンズ内の映像をカメラで捉えたものです(共有したPC画面とかでは無いです!)。
レンズ+スマホカメラ越しでもここまで綺麗ってホント凄いと思いますね…!
装着時の窮屈感が少なく頭が軽い
リモコン側にバッテリーや接続端子といった重量がかさむものを回しているおかげで装着した時の重量感、窮屈感が少なく長時間の視聴も集中してできると感じました。
そのためGOOVIS Pro使用中に椅子に座ったり頭を傾けたりした際、衝撃でずり落ちてくるといったことも少なかったですね。
VRだと頭が動くことも多いですから本体が軽量だと快適さが上がりますね!
スマホ感覚でアプリを使えるのがかなり便利
GOOVIS Proはandroid7.0を搭載しているおかげで普段使うスマホと同様の感覚でアプリをインストールして使うことができて非常に便利。
例えばですがchromeブラウザのアプリを入れればネット検索等も行うことが可能になります。
言ってしまえばスマートフォン一台がそのままGOOVIS Proに入っているようなものなのであらゆる面でスマホの要領で使えるのは大きな利点といえます。
手元のリモコンがタッチパッドのおかげで操作もスマホ感覚で行えます!
長時間の視聴でも目が疲れにくい
HMDはその仕様上目が疲れにくくなり長時間の視聴はきつい…という印象が強かったのですが、GOOVIS Proは2,3時間の視聴であれば目の疲れを感じる事は少なかったです。
調べてみたらどうやら眼精疲労を抑える工夫もされているようで使用者の健康にも気を使って頂けている模様。
HMDは思わず夢中になって長時間視聴…のパターン多いですからこれはありがたい配慮ですよね。
改善を望む点
続きまして期待の意味を込めて改善を望む点を2つだけお話しします!
日本語訳が妙な部分がある
元々中国の企業が開発したというのもあるのでしょうがUIや説明の日本語訳が微妙に合っていないところがありました。
見て全くわからないというレベルでは無かったですが購入者が少々不審に思ってしまうのではないかな…と個人的には感じました。
今後翻訳の精度が上がることを期待します!
価格が高い
2点目は価格の高さです。
GOOVIS Proは2020年12月時点で約12万円~13万円とHMDの中でも屈指の高価格を誇ります。
扱いやすさや画質の綺麗さでいえば恐らく妥当な価格設定かもしれませんが、ちょっと手が出しにくい値段かな…というのが率直な感想でした。
10万円切るくらいになれば手に入れやすいかもしませんね。
GOOVIS Proを使用する上での注意点
最後にGOOVIS Proを使っている際ここに注意したほうがいいなと思ったことを2点記しておきます。
視度調整を必ずしてから視聴する
GOOVIS Proは目が疲れにくい仕様ではありますが、視度調整を疎かにしたまま視聴を続けると目を悪くしてしまう恐れがあります。
少しでもぼやけたり画面の歪みを感じたらすぐに自身の目に合わせた視度調整をし直して視聴をするよう気を付けて下さい!
使用後はクロスでレンズを軽く拭く
レンズを掃除しないままにしておくと、視聴する際にわずかな埃が邪魔になったり見えにくい汚れにより映像にムラが出てしまうことがあります。
使用後は軽くでいいので付属のクロスでレンズをふき取ってレンズを清潔に保つのがおすすめです!
プライベートシアター「GOOVIS Pro」レビュー:まとめ
以上がGOOVIS Proを使ってみたレビューとなります!
ヘッドマウントディスプレイは近年どんどん進化を続けておりGOOVIS Proもそのうちの一つであるということを使用してみて実感させられました。
1人の時間を贅沢に過ごしたい、迫力のあるVR映像を楽しみたい…そう思う方にはぴったりの製品であることに間違いありません!
最近は3D作品なんかもクオリティの高いものが増えてきているのでGOOVIS Proで色々試してみようと思います!
コメント
購入したのですが、goovis pro単体です。Wi-FiやBluetooth接続やアプリ使用などは、コントローラーが無いとできないのでしょうか。
ご質問ありがとうございます。
Wi-Fi、Bluetooth接続、アプリ使用はコントローラーに内蔵されたandroidから行います。
そのためgoovis pro単体では質問内容にある操作を行うことはできません。