パソコン関連

【2024年版】CAT6、CAT6AのLANケーブルおすすめ5選|速度が出るケーブルの選び方

本ページには広告が含まれています。

インターネットに接続する上でモデム、ルーターに次いで重要なのが実はLANケーブル


どれも同じ…ではなく、しっかり規格による区分がされており製品によって通信速度が大きく変わる場合があります。


当記事ではそんなLANケーブルの選び方おすすめのLANケーブルを紹介していきます。


イマイチネットが遅いと感じる方はケーブルを変えるだけで改善する可能性もありますので、検討する手助けになれば幸いです。

スポンサーリンク

LANケーブルの規格:カテゴリー

まずLANケーブルには「CAT(カテゴリー)」という最大通信速度と伝送帯域に応じた規格が定めらています。
この二つの数字が大きくなればなるほどケーブルを通るデータの通信速度が向上します。

CAT(カテゴリー)最大通信速速度伝送帯域
CAT5100Mbps100MHz
CAT5e1Gbps100MHz
CAT61Gbps250MHz
CAT6A10Gbps500MHz
CAT710Gbps600MHz
CAT7A10Gbps1000MHz
CAT840Gbps2000MHz
CAT(カテゴリー)比較表

ここで注目すべきは最大通信速度。
最大通信速度とは1秒に転送できるデータ量の理論値です。


例えばCAT6であれば1秒に最大1ギガバイトの転送が理論上は可能、ということになります。


強調したようにあくまで理論値で、実際はケーブルの長さや接続環境等による通信の減衰があるためそれより低くなることは念頭に置いておきましょう。


カテゴリーについてのより詳しい説明はこちらの記事をご覧ください。

スポンサーリンク

LANケーブルの選び方

ここからはケーブルを選ぶ際のポイントを説明していきます。

長さで選ぶ

ケーブルの長さは長すぎると通信速度に減衰を及ぼし性能が落ちることがあります。
かと言ってぴったりすぎると不意の断線の恐れがあるため

必要な長さ30㎝

くらいの余裕をもってケーブル長を選びましょう。

カテゴリで選ぶ

カテゴリーは数字が大きくなるほど通信速度は伸びますが、やみくもに上位のカテゴリを選べばいいという訳ではありません。特にCAT7以降には注意点があります。


まずは選ぶべきカテゴリとそうでないカテゴリがあることを把握しておきましょう。

おすすめカテゴリ
  • CAT5e,CAT6,CAT6A
    • 最大通信速度1Gbps以上
    • 家庭・オフィス向け
選ぶべきでないカテゴリ
  • CAT5
    • 最大通信速度100Mbps以下
    • 現代のネットでは不十分な性能
  • CAT7,CAT7A,CAT8
    • 企業向け
    • 扱いによっては通信速度が落ちるリスクがある

今最も普及してるのはCAT5e~CAT6Aなのでよくわからない場合はとりあえずこの3カテゴリから選ぶようにしましょう。
最大通信速度は1Gbps以上であれば多少大きなデータ通信があっても問題ありません。

一般向けのCAT7,CAT7Aに注意

CAT7,CAT7Aは本来コネクタの形が一般のLANとは異なるはずなので家庭で使うことはできません


市販で目にするCAT7,CAT7Aケーブルはコネクタを一般向けLANの形に付け替えた規格に非準拠の製品になります。


だからと言って違法性が問われたという事例などは無く普通に使うことはできますが、性能もCAT6Aとほぼ変わらない上、価格は高い傾向にあるので買う必要性は薄いです。


CAT7はどうなんだろうとお考えの方はCAT6Aを選ぶことを強くおすすめします。

UTPケーブルを選ぶ

次にケーブル内部の加工の違いについてです。


LANケーブルにはUTPとSTPという2種類の加工が存在します。
これはケーブル内のノイズ(ケーブル内部の電磁波)対策の処理の有無です。

  • UTP→ノイズ対策無し
  • STP→ノイズ対策有り

一般での利用の場合はノイズ対策無しのUTPケーブルを選ぶようにしましょう。
対策無いほうでいいの?と心配になるかもですが、対策有りのSTPは接続時に特殊な調整をする必要があります。


しかもSTPは適切に設置できていないと逆にノイズを増加させ、通信が不安定になるリスクがあるのでおすすめできません。


更に言うと家庭で使う分には通信を脅かすレベルのノイズはほぼ発生しないので、UTPで問題ありません。


また市販されているLANケーブルのほとんどがUTPなので気にしすぎる必要はありませんが、時折STP仕様もあるので念のためケーブルの仕様がUTPかどうか前もって確認するといいでしょう。

スタンダードとフラット

ケーブルの形状はスタンダード(製品によってはノーマル)とフラットの2種類あります。

  • スタンダード→丸みを帯びている標準的な形。通信が安定しやすい。
  • フラット薄く平らなスリムな形。狭い隙間にも通せる。若干通信の安定性が低い。

通信性能を重視するならスタンダード
収納しやすさや目立ちにくさ、壁接地などを考えている場合はフラットと選ぶのがおすすめです。

スポンサーリンク

おすすめLANケーブル

BUFFALO ツメの折れないLANケーブル CAT6A

カテゴリ長さ(m)形状カラー
CAT6A0.5/1/2/3/5/7/10スタンダード/フラットブラック/ブルー
  • ネットワーク機器大手のBUFFALO製
  • 180°曲げても折れないツメ採用
  • 傾斜デザインにより抜き差しがスムーズ

エレコム LANケーブル やわらか素材 CAT6A

カテゴリ長さ(m)形状カラー
CAT6A1/2/3/5スタンダード(やわらか)ホワイト
  • 曲げ、衝撃に強いやわらか素材使用
  • 1000回のツメ折り曲げテストに合格
  • 白い部屋で目立ちにくいホワイトカラー

UGREEN LANケーブル メッシュ CAT6

カテゴリ長さ(m)形状カラー
CAT61/2/3/5スタンダードブラック
  • 耐久性の高い編み込みメッシュケーブル
  • ツメ折れ防止カバー付き
  • 通信の安定性を高める金メッキコネクタ

エレコム LANケーブル やわらか素材 CAT6

カテゴリ長さ(m)形状カラー
CAT61/2/3/5スタンダードオレンジ
  • 曲げ、衝撃に強いやわらか素材使用
  • LANケーブルには珍しいオレンジカラー
  • 内部の十字介在(十字の仕切り)で信号干渉防止
スポンサーリンク

まとめ:LANケーブルはデータの通り道

ネットが遅いと思った時まず頭に浮かぶのはネットワーク機器の経年劣化かと思いますが、実はもっと身近なケーブルに原因があって高いお金を無駄にしてしまった…これ案外多いんです。


一つ一つ見直してみるとすんなり通信が復活した!なんてことがあるので物理的な修復として一番取り掛かりやすいLANケーブルにまずは気をかけてみましょう。


カテゴリーが適合してても物理的な損傷があると当然通信速度にも影響が出てくるので何本か用意しておくと非常時に役立ちます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました