「エンジョイ勢」の意味
エンジョイ勢(えんじょいぜい)とは、
「勝敗や効率よりも、“楽しむこと”を重視してゲームをプレイする人たち」
のことを指します。
- 対義語:ガチ勢(本気でやり込む人たち)
「エンジョイ勢」の由来
「エンジョイ(enjoy)+勢(~ぜい)」という造語が由来。
- エンジョイ:英語の「enjoy(楽しむ)」
- 勢:ある傾向をもつグループや人々を表す語。例:「陽キャ勢」「スイーツ勢」など
→ 「楽しむことを主眼に置くプレイヤー集団」という意味になります。
「エンジョイ勢」を使った具体的な会話例
例1:オンラインマッチでのチャット
A:うわー負けちゃったw
B:まぁいいじゃん、俺たちエンジョイ勢だしw
例2:VC(ボイスチャット)でのプレイ前トーク
C:ルールとかまだよく分かってないけど大丈夫?
D:全然OK!うちらエンジョイ勢だから気にせず楽しもう!
例3:SNSでの自己紹介
プロフィール:FPS歴5年のエンジョイ勢です!たまに配信してます🎮
「エンジョイ勢」の補足ポイント
- 肯定的な意味で使われることが多いですが、時には「ガチ勢」から軽視されることもあります。
(例:「エンジョイ勢だから足引っ張る」など) - エンジョイ勢 ≠ 初心者
→ 実力の高いエンジョイ勢もたくさんいます。あくまで“楽しみ方”のスタンスです。 - 「エンジョイ勢を名乗ってるけど実はめちゃくちゃ上手い」みたいな“隠れガチ勢”を見かけることも。
「エンジョイ勢」の関連用語
用語 | 意味 |
---|---|
ガチ勢 | 勝利・効率・ランク上げなどを本気で目指す人 |
初心者勢 | 始めたばかりの人たちを表すゆるい言い回し |
雑談勢 | チャットや交流メインでログインする人 |
観戦勢 | 自分ではあまりプレイせず、他人のプレイを見る人 |
「エンジョイ勢」を使う上での注意点
「エンジョイ勢」という言葉は便利で親しみやすい一方で、使い方によっては誤解やトラブルにつながる可能性もあるので、以下の5点に注意すると安心です。
1.免罪符のように使わない
- 「ミスしてもエンジョイ勢だから許されるでしょ」と開き直るように使うと、
周囲の空気を悪くしてしまうことがあります。
NG例:
「俺エンジョイ勢だから下手でも文句言うなよ」
→ 楽しむスタンスはOKでも、周りへの配慮を忘れないことが大事です。
2.ガチ勢との温度差に注意
- 例えば、チーム戦・ランク戦などでは「勝ちたいガチ勢」と「楽しみたいエンジョイ勢」のスタンスのズレがトラブルに発展することがあります。
対策:
- 最初に「自分はエンジョイ勢だけど大丈夫ですか?」と伝えると◎
- モードやコンテンツによって、TPOに合わせたプレイスタイルが大事です。
3.自分以外に対して使うときは慎重に
- 「あの人エンジョイ勢でしょw」と人を軽く分類するような言い方は、
相手によっては見下されていると感じてしまう可能性も。
OK例:
✅「私はエンジョイ勢なので、ゆるく遊んでます」
NG例:
❌「あの人エンジョイ勢だからガチ戦は無理だよね」
4.SNSでは文脈が伝わりにくい
- SNSや掲示板など、相手の温度感や文脈が伝わりづらい場面では、
「エンジョイ勢」と言ったつもりでも、「やる気ない人」と誤解されることがあります。
→ 軽く名乗るのは問題ないですが、やる気の有無とは別だと伝わる書き方が◎
5.「エンジョイ勢」でも協力プレイでは最低限のマナーを
- 「楽しめればOK」というスタンスでも、協力プレイでは放置・暴言・無断離脱などは避けましょう。
→ 「エンジョイ=自由気まま」ではなく、
「楽しく遊ぶためにお互い気持ちよく接する」という意識が大切です。
「エンジョイ勢」:まとめ
重要ポイント | 解説 |
---|---|
免罪符にしない | ミスの言い訳にせず、周囲への配慮も忘れずに |
「ガチ勢」との温度差に注意 | TPOを意識してプレイスタイルを調整 |
他人に使うときは慎重に | 「見下し・決めつけ」にならない言い方を |
SNSでは誤解されやすい | やる気や楽しみ方が伝わるように補足すると良い |
最低限のマナーは守る | 協力プレイではお互いに気持ちよく遊べることが大事 |
エンジョイ勢は丁寧に使えば、自分のスタンスをポジティブに伝える便利な言葉。
しかし誤った伝達をしてしまうと、逆に印象が悪くなる一面もあります。
「勝敗や効率には拘らないが、決して無下にしているわけではなく、理解の上で楽しむことに重点を置いている」
ということを伝えたい時に役立つ用語と言えるでしょう。
プレイスタイルは人それぞれですが、その違いを明るく・柔らかく伝える言葉としては、かなり優秀なスラングです。
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