近年「メタバース」が世界中で広まった影響で需要が高騰している機材「HMD」。
ニュースなんかでもちょいちょい取り上げられるようになってきていますよね…。
なんかバーチャルなやつ?
中に宇宙が広がってるらしい
聞いたことはあるけど具体的にどんな機材なのか知らない方も居るのではないでしょうか?
当記事ではそんな「HMDとは?」をわかりやすく説明していきます。
今後身近になっていくであろうVR(バーチャルリアリティー)の知識を身につけていきましょう!
HMDとは?
HMDは「ヘッドマウントディスプレイ(Head Mounted Display)」の略称です。
※英語の綴りがMounted(マウンテッド)ですが日本語だとマウントと呼ばれるのが一般的
頭に装着し内部に備わったディスプレイで映像を見ることが可能な機材のことをいいます。
ディスプレイには立体視の仕組みが導入されており、まるでその映像の中にいるかのような臨場感と没入感を味わうことができます。
呼び方がHMDの他に「VRゴーグル」「VRグラス」「VRヘッドセット」などがあります。
HMDの見た目
シュノーケリングのゴーグルのように頭から眼の部分までを覆うような形状が特徴です。
両脇に見える輪っかの付いた物体は「コントローラー」と呼ばれるデバイスです。
仮想空間において入力を行う他、現実世界の「手」と同一の役割をします。
コントローラーを振る=映像内でも手を振る
動きが同期しています
HMDでできること
HMDが利用されることが多い事例を3つほどまとめてみました。
- VR対応ゲームへの参加
VRに対応するコンテンツの一例としては、主観視点のゲーム等があります。
自身がゲームキャラの1人としてその世界に入り込んだような体験が可能です。
既存のゲームをVR化したものも多数登場してきており、幅広い楽しみ方を提供してくれます。 - アバターを使った交流
アバター(疑似空間内における自身の分身)を介して交流ができるようになります。
大手VRプラットフォーム「VRChat」ではアバターを用いた複数人での交流が盛んに行われており、空間内で何かを作ったり遊んだりといったことも可能です。 - 疑似的な巨大スクリーンで映画鑑賞
映画館で見るような巨大スクリーンによる映画鑑賞を自宅で行うことが可能になります。
これはただ大きなスクリーンを目の前に表示させるだけでなく、座っている位置や視点、見る角度などが考慮されるためリアルでの視聴に近くなっています(再現の程度は製品により異なります)。1人で映画館を貸し切って映画を見るという体験も夢ではありません。
HMDの種類
HMDには大きく以下の3種類があります。
- PC用HMD
- スマホ専用HMD
- スタンドアローンHMD
PC向けHMD
PCとHMDを接続し拡張された映像をゴーグル内に映し出します。
PCのVR対応ソフトウェア、コンテンツを楽しみたい方向けです。
スマホ専用HMD
ゴーグル部分にスマホを入れてスマホの映像をVR化するHMD。
接続できるデバイスはスマホ限定ですがコスパに優れるため、VRがまずどんな感じか試したい方におすすめです。
※スマホ専用HMDには基本的にコントローラーは付属しません
スタンドアローンHMD
デバイスへの接続が不要な単独で動作するHMDです。
OSやストレージを内蔵しており、これ一台あればすぐにVRを楽しめます。
HMDの価格はどのくらい?
HMDはスマホ専用かそれ以外かで価格に差が出ます。
スマホ用は本体価格がおおよそ数千円~1万円程度で済みますが、PC用やスタンドアローンとなると一気に価格が跳ね上がり高額な機材だと十数万円以上に及ぶことも。
自分だけのオリジナルのアバターでVR空間に行きたい!となると、PC用HMDにアバターの制作費用も上乗せすることになるため、安く済む娯楽とは言い難いです。
因みに3Dアバターの制作依頼をする場合、求めるクオリティによってこちらも価格が大きく変動します。安くても15万円前後、ハイクオリティだと数百万円と言われている世界です。
しかし一度アバターと機材を用意すれば様々なVRコンテンツで利用できることもあり、思い切って初期投資してしまう人も少なくありません。
違う世界のもう一人の自分の為と考えたら…
多少高くてもアリな選択肢かもしれません…!
HMDの使用感は?
HMD気になってきたかも
使い心地はいかほど?
実際に使用してみました!
HMDの使用感については筆者によるレビュー記事がございます。
宜しければ参考にしてみてください。
HMD「Goovis Pro」の使用感
HMD「LUCI immers」の使用感
「HMD」とは?VRを楽しむための必須デバイス:まとめ
HMDを用いたVRコンテンツは近年で大きく進化しました。スポーツ観戦やゲームといった娯楽の他にも遠隔医療など、社会的に必要とされるシーンに使われることも徐々に増加しています。
その他にも婚活、就労支援、車両の遠隔操作など多方面に向けての活用が既にされているため、今後更に発展していくことが期待できるガジェットです。
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