あなたのブログのPV数、急激に伸びている事はありませんか?それも異常なほどに。
PV数が伸びるのは単純に嬉しいことですよね。
しかしもしかしたらそれは「リファラースパム」の仕業かもしれません。
この記事ではリファラースパムとは何か?についてお話致します。
リファラースパムへの対策にも触れていきます。
あなたの大切なサイトを守るためにもリファラースパムについての知識を身につけましょう。
リファラースパムとは
リファラースパムとは
あるWebページからターゲットとなるサイトに大量のアクセス等を行いGoogleアナリティクスなどに解析記録を残す事でユーザーにアクセス元を気にかけさせます。
その後アクセス元のWebぺージへユーザーを誘導するという参照元(リファラー) を利用したスパムです。
参照元が普通のWebページであれば特に問題無いのですが、このような方法をとる場合悪意のあるコンテンツであることがほとんどです。
サイト運営者の心理をついた悪質極まりない行為です。
言葉だと少しわかりにくいと思うので、リファラースパムの仕組みを図で表しました。
リファラースパムのURLへ移動するとどうなる?
悪意のあるURLへ移動してしまうと…
- ウィルス、スパイウェアに感染する
- パソコンを乗っ取られる
- 自身のサイトを操作される
- 自身の情報を抜き取られる(個人情報やクレジット情報など)
等起こることが考えられます。
それではこれらの問題を避けるためにどうしたらよいのか?
続けてリファラースパムへの対策をお話しします。
リファラースパムへの対策
やるべき対策は以下2点です。
たった2点ですがやるのとやらないのとでは大きな違いが出ます。
リファラースパムに気付いたらすぐに実行しましょう。
不自然なアクセスの参照元を辿らない
図からもわかるように参照元を辿っているのはサイト運営者自身です。
つまり参照元を辿らなければいい、というわけです。
どんなページからアクセスされているのかは誰もが気になります。
しかしそこに付け込むのがリファラースパムです。
ここはグッと我慢しましょう。そうするだけで危険にさらされる心配は減ります。
ですがアナリティクスは不自然な大量アクセスをカウントし続けている状態です。
これでは正しいデータを取得できません。
なので2つ目の対策は、アナリティクスの設定でドメインごとブロックしてしまおうというわけです。
アナリティクスのフィルタ設定でドメインをブロックする
ドメインをブロックするために、まずはリファラースパムと思わしきドメインを探す必要があります。
リファラースパムが疑われるドメインを調べる方法
アナリティクス内でのドメインの調べ方は以下の通りです。
- アナリティクスホーム画面→「集客」
- 「全てのトラフィック」→「参照元/メディア」
- 「 (direct) / (none) 」がある場合選択(ここで無い場合は除外設定不要)
- 「セカンダリディメンション」→「ユーザー」→「ネットワークドメイン」選択
- 除外対象のドメインを見つける
「セカンダリディメンジョン」をクリックすると「ユーザー」カラムが開くので「ネットワークドメイン」を見つけます。少し下のほうにありますのでスクロールして見つけてください。
(direct) / (none) について
(direct) / (none) とは
あなたのホームページに対し直接アクセスをしたはずなのに参照元が不明、つまりどうやって訪れたのかを計測できないユーザーを指します。
リファラースパムはこの (direct) / (none) に含まれます。
ドメイン除去用のフィルタを設定
アナリティクスの「フィルタ設定」で対象ドメインをアクセス禁止にするやり方です。
IPアドレスで除外したい方向けにこちらの記事に詳細を載せています(ドメイン除去の場合も一読推奨)↓
ドメインでの除去方法はIPアドレス除去とは一部違う点があるのでこちらで簡単に手順を説明します。
以下ドメイン除去手順。
- フィルタ名→「リファラースパム除外」と入力 ※フィルタ名はこれ以外でも問題ありません
- フィルタの種類→「定義済み」を選択
- フィルタの種類を選択→「除外」を選択
- 参照元かリンク先を選択します→「ISPドメインからのトラフィック」を選択
- 式を選択します→「等しい」を選択
- ISPドメイン→除外するドメインを入力
- 「保存」を押す
- 「管理」画面に一旦戻りアカウント欄にある「全てのフィルタ」を選択
- 先ほど設定したフィルタ名をクリック
- 「選択したビュー」欄内に「すべてのウェブサイトのデータ」を選択し「追加」
- 「保存」を押す
以後アナリティクスの数値も正常なものになっていくはずです。
まとめ:怪しいと思った時点でクリックしない
リファラースパムは最初に言ったように、サイト運営者の心理を突いたスパムとなっています。
特に最初のうちは自分のサイトにアクセスが集まるだけでうれしくなってしまうものです。
スパムサイト運営者の狙いはまさにそこなんです。
スパム被害があった方は今回紹介した対策をすることでPV数は激減すると思います。
しかしそれこそ本当の数値です。
とにかく気になってもクリックしない、怪しいと思ったらブロック。
スパムに引っかからないためにこれだけは意識していきましょう。
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