![RTX30シリーズアイキャッチ](https://panadablog.com/wp-content/uploads/2020/09/9b4e597c23c8da3ba17ab2f417c1a4ca-1024x538.jpg)
2020年9月1日にNVIDIAが発表したグラフィックボード「GeForce RTX30シリーズ」の性能、価格、本体サイズ等気になる情報をまとめています。
今後RTX30シリーズに乗り換えを考えている方は是非参考にしてみてください。
RTX3000シリーズとRTX2080Tiとのスペック比較表
![RTX3080本体](https://panadablog.com/wp-content/uploads/2020/09/4d00b5e9c6af2d1bdd32308f122dcf8c-1024x477.jpg)
今回発表されたラインナップはRTX3090、3080、3070の3つ。
以下はひとつ前の世代のハイエンドグラボであるRTX2080Tiとの比較表。
RTX3090 | RTX3080 | RTX3070 | RTX2080Ti | |
---|---|---|---|---|
CUDAコア数 | 10496 | 8704 | 5888 | 4352 |
ブーストクロック(GHz) | 1.70 | 1.71 | 1.73 | 1.54 |
メモリ構成(VRAM) | 24GB GDDR6X | 10GB GDDR6X | 8GB GDDR6 | 11GB GDDR6 |
メモリインターフェース幅 | 384bit | 320bit | 256bit | 352bit |
アーキテクチャ | Ampere | Ampere | Ampere | Turing |
トランジスタ数 | 280億 | 280億 | 174億 | 186億 |
グラフィクスカード電力(W) | 350 | 320 | 220 | 250 |
推奨システム電力(W) | 750 | 750 | 650 | 650 |
まず目を見張るのはGPUにおいて並列処理を行うCUDAコア数。3080、3090は2080Tiの倍以上のコア数となっておりよりスムーズかつ膨大な処理を期待できます。
VRAMに関しては3080と3090に搭載されるMicronのGDDR6Xは1TB/sのシステム帯域幅を実現しておりそれまでのGDDR6よりも更に高速なデータ転送を可能にするとされています。
Ampereアーキテクチャにより消費電力あたりのパフォーマンスは大幅に向上すると発表されていますが、必要電力は驚きの350Wと性能相応に上がっている印象を受けますね。
RTX3070でもRTX2080Tiより高性能
![性能グラフ](https://panadablog.com/wp-content/uploads/2020/09/c676566ed6f47fb89b1d3360cf78968b-1024x539.jpg)
発表時点ではRTX30シリーズの性能についてこのように延べられています。
そして3090は2080Tiの2.5倍以上の性能を期待できるのではないかと予想されています。
ともあれ今後2080Tiを導入予定という方は新たな選択肢として3070が上がるのは間違いないでしょう。
8K高解像度ゲームプレイが可能
![8K対応](https://panadablog.com/wp-content/uploads/2020/09/23f86b8a611e910440d82fc8aeb1ae7c-1024x338.jpg)
RTX30シリーズは8K高画質のゲームプレイにも対応。
![ベンチマーク](https://panadablog.com/wp-content/uploads/2020/09/edfe02fdf9e7a808855586d262a02467.png)
NVIDIA公式が発表しているベンチマークによると対人バトルロワイヤル「Apex Legends」やオープンワールドの「デスストランディング※」といった比較的高負荷のゲームでも60fps以上でプレイできる模様。
※DLSS有効の場合60fps超え
レイトレーシング性能が大幅にUP
![レイトレーシング比較](https://panadablog.com/wp-content/uploads/2020/09/bf74e2bc5964ab270a5c4c1413c1e00a-1024x538.png)
Ampereアーキテクチャによるレイトレーシング性能はそれまでのTuringよりも1.5~2倍以上に向上。
RTX20シリーズより始まったリアルタイムレイトレーシングが更に進化し、よりレベルの高いレンダリングを可能にすると思われます。
RTX30シリーズのサイズはかなり大きい
RTX30シリーズ本体(ファウンダーズエディション)のサイズは以下のように記されていました。
左から順に3090、3080、3070です。
![寸法](https://panadablog.com/wp-content/uploads/2020/09/90886b6f567520bad46ad1759b50dfd0.png)
RTX3090 | RTX3080 | RTX3070 | |
---|---|---|---|
長さ | 313㎜ | 265㎜ | 242㎜ |
幅 | 138㎜ | 112㎜ | 112㎜ |
高さ | 3スロット | 2スロット | 2スロット |
NVIDIAのCEOジェン・スン・ファンさんがRTX3080(横幅265㎜)を持つとこんな感じに↓
![RTX30シリーズの大きさ](https://panadablog.com/wp-content/uploads/2020/09/cc501a155eb85f2b2962df9215ca44b0-1024x539.jpg)
因みにRTX2080Tiのファウンダーズエディションは長さ266㎜幅115㎜。
3080がほぼ同じサイズのはずですがそのゴツさ故かそれ以上に大きめに見えます。
マザーボードのPCIeスロット部分にかなり重さがかかることは見て取れるのでVGAサポートのような支えが必須になりそうです。
3090は更に大型で3スロット分の高さを占領するとのことなので導入予定の方はまずPCケースに収まるか確認するのを忘れずに。
RTX30シリーズの価格と発売日
最後に価格と発売日です。3070のみ10月発売の様子。
![価格と発売日](https://panadablog.com/wp-content/uploads/2020/09/da100d3c527727ca8398e58f36e16832-1024x228.png)
RTX3090 | RTX3080 | RTX3070 | |
---|---|---|---|
価格 | 229800円 | 109800円 | 79980円 |
発売日 | 2020年9月24日 | 2020年9月17日 | 2020年10月 |
比較対象としてRTX2080Tiは日本円で14万~25万円前後(2020年9月時点)。
そう考えるとRTX30シリーズの価格は比較的安めと捉える事も出来ます。
RTX30シリーズスペック比較:まとめ
![まとめ](https://panadablog.com/wp-content/uploads/2020/09/8581a587b30824adeb7f704f4d7911df-1024x538.png)
最後に当記事で扱った内容のまとめです。
RTX30シリーズは性能は申し分なく手に入れやすい価格設定というのが率直な感想でした。
ただそれ以上に本体サイズが巨大なため総じてインパクトは強め。
そのうち3090Tiなんかも登場してくると思うと今から楽しみですね!
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