パソコンやHDD、SSD購入時に「ストレージ(保存領域)の容量はどのくらいのにしようかな」と悩みますよね。
その時「OSの容量」を実は加味せず選んでいたという方は案外多いのではないでしょうか?
後から気づいたけど他のソフトウェアもインストールしたら容量がすぐにいっぱいになってしまった…という状態を出来れば防ぎたいですよね。
ということで今回はWindows10OSはどのくらいの容量を占領するのか?を明らかにしていこうと思います。
今後PC買い替え等があった際に役に立てていただければ幸いです。
Windows10が占める容量
Windows10がストレージに対して占める容量は…
- 32bit版→16GB
- 64bit版→32GB
となっています。32bitか64bitで容量が変わってくるので注意が必要です。
以下の画像はMicrosoftのWindows10インストールのシステム要件に記載されているハードドライブの空き容量域を参考に図式化したものです。
128GBSSDで考えると…
- 32bit版だと7分の1を占める
- 64bit版だと4分の1を占める
このように結構な領域を使うということがわかりますよね。
もしWindows10導入済みのパソコンを買う場合、最初から16GB~32GB埋まった状態で手元に来る、ということになります。
時折「128GB容量があるって聞いてたのに買ってみたら90GBちょっとしかないじゃないか!詐欺だ!」と購入後に嘆く人を見ることがありますが原因はこのOSによる容量の占領です。
64bit版に関しては残り4分の3しか保存に使えない状態になります。
PC購入時に注意したい点
OSというのはPCを動かす上で必要不可欠なためOS自体の容量を減らす、といったことは基本的にできません。購入前にPCの仕様を確認するのが大切です。
以下に最低限これだけはチェックしておこう!という点をまとめました。
対象のPCが32bitか64bitか確認
手前に説明したようにOSが占める容量は32bitは16GB、64bitは32GBになります。
このbit数が違うだけで倍ほど違ってきます。
大容量のストレージを用意することでこの問題は解決できますが、それに応じて価格も吊り上がるのでPCの使用目的や予算により検討しましょう。
OS以外の重要ソフトウェアを導入するか否か
セキュリティソフトやofficeといったOS以外の重要なソフトウェアを導入予定の方はそれらを入れた時残りの容量がどのくらいか?を考慮しておきましょう。
OS容量16GB(32GB)+α(その他重要ソフトウェア分の容量)を基本とし、残りは何をメインにPCを運用していくかでストレージ容量を決めていきましょう。
OS専用のSSD(HDD)が必要かどうか
OSによる容量圧迫を防ぐ手段の一つとして、OS専用のSSDをもう一台用意する方法があります。
この場合OS専用SSD側の容量は小さくても大丈夫です(64GB程度でもOK)。
主として使うストレージは純粋に保存領域として使い、もう一方はOS以外は入れないといった感じです。
因みにHDDでもOSは導入できますが、起動速度や読み込み速度においてSSDのほうが明らかに速いのでスムーズな動作を望むのであればSSDにOSを導入するのがおすすめします。
用途別ストレージ容量比較表
参考までに使用用途別に必要とされるであろうストレージ容量を表にしてみました。
ただしPC使用環境によって大いに変化する部分なのであくまで参考程度に見て頂ければ幸いです。
使用目的 | 容量 |
---|---|
OS用、文書作成等のデータ保存用など | 64GB~128GB |
画像保存、動画編集など | 128GB~256GB |
オンラインゲームなど | 256GB~512GB |
CG編集など | 512GB~ |
基本的に動画や画像といった媒体は文書等のデータに比べ保存領域を多く使うため、容量が大きいストレージを用意すると安心できます。
「面倒だからとりあえずOSもひっくるめて全部同じSSDに入れたい!」という方は512GB以上を購入するのがおすすめです。
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Windows10のOS容量はどのくらい?:まとめ
注意点等も色々述べてきましたが、OSのみ導入済みPCであれば残りの保存容量にだいぶ余裕があることがほとんどなのであまり心配しすぎることはありません。
ただ市販のPCのようにいくつかソフトウェアがセットになって売り出されているものだとそれだけでかなり容量を取られてしまうこともあります。
後からアンインストールすれば問題無いですが、中にはそれが困難なソフトウェアもあるので不要であれば最初から入れずにストレージに余裕を持たせるのが大切です。
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